宗良親王。 | 大塔宮護良親王を偲ぶ会 渡辺一美ブログ

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静岡県の引佐(いなさ)にある
井伊谷宮(いいのやぐう)にゆく。
ここは大塔宮さまの弟君であられる
宗良親王が御祭神の社だ。

宗良親王の
颯爽とした闊達な性格は
大塔宮さまと似ており
おふたりは
たいへん仲が良かったと聞く。

宗良親王は大塔宮さまを
おたすけしたかったにちがいない。
後醍醐帝に
大塔宮さまの無私のこころを
とくとくと伝えたはずだ。

しかし
たとえ宗良親王といえども
後醍醐帝の
「大塔宮反逆」を警戒する
ねじれた意思に
くさびを打ち込むことは
もうできはしない。

歯車はすでに
「大塔宮を窮地に追いこむのだ」
と動き、回りだしている。

あとは
「大塔宮の死への命令書簡」
を書く後醍醐帝の背を
ひと押しするだけだ。
誰が帝の背を押した!!

以前
「神託」の項であらましは書いた。
あえて
その名には触れなかった。

そいつは誰だ!!
―――――――。
不埒な僧「文観」だ。
くそっ!!
あんな下種野郎に!!
奥歯を噛み締め
拳を握り締める。

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宗良親王の墓所を参詣する。

「ちがうなあ!!
ここじゃあない
信濃の国じゃあないのかな」

と、感じたけど
きっと魂魄は天空をめぐって
くるだろうからと想いを込め
かしわ手を打つ。


私が
『建武の中興
大塔宮護良親王と雛鶴姫』
の講演をいたします。

①5月10(土) 12:30

②場所:山梨県立ビジターセンター

③演目:700年の時空を越えて。

宮さまと姫さまのために
作っていただいた歌を
何曲か演奏していただき
13:00から
2時間くらいの予定です。