先日、「鉄道唱歌 関西編」が縁で行った
「四條畷神社」

南北朝時代の南朝方の武将で「楠木正行」(くすのきまさつら・左)を祀っている神社です。
父は大楠公と呼ばれる楠木正成です。
室町時代初期、この四條畷一帯を含む河内国(大阪府東部)の南朝方の守護だった楠木正行の根拠地だった場所でした。
室町幕府の高師直の大軍をこの地で迎え撃ち、この地で戦死しました。

最期まで南朝に尽くしたことから、戦前に忠義の士として神格化されました。
これは、戦前は南朝を正統としていたためでもあります。
例えば、何気なしに南北朝時代と書きましたが、こんな書き方をしたら怒られます。「吉野朝時代」と呼ばないといけません。
他にも、明治時代にできた、京都の時代祭でもこの時代のことを「吉野時代」としています。
その一環もあって、明治時代になってから、楠木正行を祀る神社として、飯盛山に四条畷神社が建てられたのです。
その代わり、境内の西側から四条畷周辺の風景が見られます。
今となっては市街地が広がっていますが、「畷(縄手)」というのは、田んぼのあぜ道のこと。
正行が戦死した、四条畷の戦いの当時はこの辺りは湿地が多く、大軍を動かすには不向きな地形だったのです。
手勢の少なかった楠木正行としては、大軍の展開しにくい、この地で決戦をしたかったのかとは思います。
JRの片町線(学研都市線)の四条畷駅から徒歩10分~15分ほどで来られます。
興味のある方は、よかったらどうぞ。
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