東北を中心に周遊した鈍行の旅から帰ってきて、バタバタしているうちに2日も過ぎてしまった。
仕事が決まって一段落したので、まとまった時間を使って、旅に行ってきたところだった。
発端は、
東京の上野発で津軽半島の竜飛崎(冒頭の写真)まで、鈍行で行ってみよう…くらいのノリだった。
それで行ける目処がたってから、1日で計画と手配をして行ってきたのが今回の旅だった。
京都~東京の往復(高速バス+新幹線)も含めて、6日間で3000kmの移動。
日本の端から端に匹敵する距離を6日間で。
しかも、そのうち2/3にあたる2000kmを、鈍行で移動したとかいう。
頭おかしいことをしでかした自覚はある。
100人いたら、実際に真似してみようと思う奴は、1人いたらいい方だと思う。
効率だけ言えば、新幹線なり夜行バスなり飛行機なりで、すっ飛ばして行ってしまえば良い話。
それこそ青森往復の航空券で飛んでしまえば、身体的にはどれだけ楽か。
でも、それじゃつまらない氣がしたから、東京からでもいいから鈍行で行ってみることにした。
(周遊切符の事情もあるけれども、細かいことは抜き)
だいたい、私自身が西日本にずっといた訳だから、
東日本の風景はあまり見たことがない。
だから、車窓からの風景にしても楽しめる要素は十分にあった。
写真:「リゾートしらかみ」からの夕日
それに待ち時間を利用してこんな風景を見ることもできた。
上:青森・八戸蕪島 下:山形・鶴岡市内
そして、列車にしても、普段見ないものをみかけることがあった。
上:リゾート四季島 下:リゾートしらかみ(青池編成)
今回の旅で自分のやりたかったことは、だいたいできたし…
また行ってみたいと思う所が見つかったりした。
これは、本当に地べたで行かないとなかなか感じられないし、見つけにくいものだったりする。
全国をある程度乗りきったら心境は変わるのかも知れないけれども、
発見があるから、鈍行列車の旅が(しんどいけれども)やめられないのかな…と思っている。
時間を贅沢に使った、随分と贅沢な旅だったように思う。