日付が確定しているのなら、海外の航空券はすぐ買うべし | トラベルライター・歴史研究家・英語/ドイツ語トレーナー 山内一輝のブログ

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トラベルライターとして、歴史・旅行に関する執筆・講演活動をしている山内一輝(山内かずてる)のブログ。個人事業主向けにプロフィール・個人活動冊子の文章作成も手掛けています。英語・ドイツ語を教えていた経験あり。国内外問わず、城や古い街並みを巡るのが好き。

元・旅行業の人間で、主に海外航空券を扱っていた。
その時によく受けた質問が…

「海外の航空券はいつが一番安いの?」というもの。

日程が決まっている場合は、基本は「決めたらスグ」というのが答え。


というのが、
海外航空券は「オークション形式」で決まっていると思ったらイメージしやすいと思う。

例えば、同じエコノミーでも、実は10くらい予約の「クラス」があったりする。

その「クラス」にそれぞれに値段と条件が付けられている

例えば、値段を安いクラスから

3.5万、4.0万、4.5万、6.0万円…と航空会社が決めているのだ。

そして、高ければ高いほど、変更や払戻が可能になったり、発券期限が緩やかになったり、復路の日数が伸びたり、マイルが溜まりやすかったりはする。

が、それぞれのクラスが席数限定になっているのである。

となると、通常は安い方からどんどん予約されていく。
そして、3.5万円の席がなくなったら、次は4.0万円で…となっていくのだ。

それを往路と復路の合計で見ていくことになる。

裏では、細かい話は色々あるが、概ねこんな感じである。


だから、同じエコノミーの席に座っている人でも、隣同士で値段が違うのが普通だ。

そして、最近だと、予約の保持がかなり制限されてきた。
予約してから3日~1週間以内には、予約の確定(=支払・発券)をしないと、予約が容赦なく無効にされる航空券が主流になっている。


だから、日程が決まっていて、変更の可能性がほぼないのであれば、さっさと予約を取ってしまった方がいいのは、それが理由なのだ。

運よく、下のクラスの予約が開いて安くなることは確かにある。
そしたら、ありがたくさっさと予約した方がいい。

プロモーションの関係で、航空会社が安値を打ち出すこともあるが、
それはよっぽど予約が集まらない状態だから、起こることなのだ。
だから、わざわざ、そんなプロモーションを狙って行こうというのは、よほど運がいいか、暇があるかでないとできないと思った方がいい。


そして、航空券の値段の比較にしても、航空会社間の比較以外、ほとんど意味がない。
航空券の本体価格については、ほとんどの航空券については、旅行会社が色を付けることは難しく、せいぜいあっても手数料の差だけだ。

だったら、激安マニアの物好きでもない限り、日程が決まったら、気に入った所でさっさと予約してしまった方がいい。
早く動いた、素直な人が、安い航空券を取っていくことになるだけの話だ。