京都ではなく、伏見の街が好きなんだな…と実感した。
今の行政区の割り方だと、「京都市内」となるけれども、
「伏見」という別の街だとワタシは、思っている。
そもそもが、京都-奈良の南北の街道と、大阪へ抜けていく淀川の交点にある、
京都の「港町」として発展した街。
だから、別の街であるのは、その通りだったりする。
伏見からだと、大阪でも京都でも、色々な場所に出やすいことは大きい。
今まで京都市内に住んでいて、一番困ったのが交通関係。
目的地に行くまでに人混みや渋滞を通らないといけなかったため、
往復だけで疲れてしまって、氣分転換が全然できなかった。それが、一番の悩みだった。
それも伏見に住むようになって、見事に解消した。
そして、歴史も京都のそれにはかなわないが、400年くらいはある。
雰囲氣のある建物が残っていて、京都の中心部と比べたら、かなり静かな所。
いくつも酒蔵があるので、氣が向いた時にお酒を楽しめるのも、かなりいい。
歴史好きなワタシが、ちょっと街歩きするには、最高の場所である。
子ども時代から、「居場所」がない感じがあった。
だから、「安住の地」を求めている感じが、人生を通してずっとあった。
大学時代から、何度か引越しているものの、
今回は、予算から、場所から、全てを自分で決められた。
その結果が、最高の場所だった。
これは、飛び上がるような感じではなく、静かな喜び。
そのおかげで、身辺で何があったとしても、安心感がある。
この間、身辺で色々あったけれども、何とかなっている感じがする。
これは本当にありがたいこと。
今後、ワタシがどんな感じになっていくのかは分からない。
でも、しばらくは、この街にいることになると思う。