ここ数年は、新しいクライエントとは出会えなかった。

ほとんどの人が、

初めてレイキを受けると、その不思議な感覚の中で体験したことのないリラックス感で大きな喜びを表現される。

初めての人には、簡単にレイキの説明をするのだが・・・

今回の受け手は、埼玉に住む94歳と86歳と75歳の人。

この方々に宇宙エネルギーとか、愛の波動とか言ってもピンと来ないだろうと、単純に「エネルギー(気)の流れをスムーズにします」だけの説明を。

当然ながらセッション中は眠ってしまわれた。

だがそれぞれが今まで感じなかったものを体感したようだ。

※75歳の男性は、20代からの腰痛で軟骨がつぶれてしまっている。つぶれたものを再生は不可能だ。だがリラックスする中で血流が良くなり神経もスムーズに流れて痛みは緩和される。

終わった後には、すがすがしい顔で帰られた。

 

※94歳の女性は、娘さんと「うどん店」を営業しており現役で店に出ている。

特に病気がある訳ではないが・・・受けてくださった。

顔に多くのエネルギーが入って行った。年齢的に目の疲れというか、目は体の中で一番エネルギーを消費する。1秒間で何億ともいえる情報を得るのだから納得。

顔から他の場所に移動すると、彼女が不思議がった。

他の場所に私の手を感じるのに、顔にも同じような感覚があると・・・ホホとか顎や額周辺にモゾモゾするような何かが動いているような・・・

レイキは手を当てている場所だけにエネルギーが流れるのではなく、必要な場所に必要な量のエネルギーが流れるので顔の部分には、まだ必要としていたのであろう。

いつか爆睡へ・・・

レイキが終わった後もまだ眠りの中。自然に目が醒めるまで待った。

起きるとその顔には生気が宿っていた。

年齢とは思えないほどの元気さはあったものの、疲れはアチコチに現れていた。それがすっきりとした晴れ晴れしい顔になって、レイキ中に味わった心地よさを喜んで下さりその表現を何度も繰り返した。

紹介してくださった人も、今までいちども見た事のない顔で、あんなに喜んだことはなかった。とおっしゃった。

彼女本人から、「今度は私があんたの所まで受けに行くよ!」と言ってくださったが、「又来ますから。」の返事をした。

紹介者はその後も何度も「彼女のあんな喜んだ顔を見たことがない」と繰り返した。

 

※大きな敷地の立派な庭と家とそれに隣接する広大な畑の持ち主のである人の所へ。

やはり86歳とは思えないが、3人の中で一番老いを感じさせた。

数年前から右の黒目が端に寄ってしまい見えにくいとの事だった。病院や医者に行ったが治らないと言われた。と。

特に病名がないのなら脳ではないか?と思って聞いたが、本人も医者に脳の検査をして欲しいと言っても取り合ってもらえなかったらしい・・・

脳も老化すると血流が悪くなり脳内のエネルギー不足が感じられる。

レイキを始めると気は上にあがり過ぎているので、まず下げる事にした。

その後に頭・顔の部位にレイキをしていった。呼吸が浅かったので少し深い呼吸をするように誘導した。その後やはり眠ってしまった。体は眠ったのに、脳は働いている様子だった。

丁度、息子さんが来られたので、お父さんの顔を見て頂いた。

口を開けて眠っていたのだが、眉間にしわがあり緊張している様子だった。

眠っていながらも完全にリラックスできない状態の中にあった。

その後も終わった後も眠り続けたので、自然に目が醒めるまで待った。

眼を開けるとその顔には、しかめ面の縦しわは消えていた。

穏やかでリラックスしたお顔に変わっていた。

そして「今まで目の前の光景がずれて見えていたのに、今は以前のようにすっきりと綺麗に見える」と大変喜んで下さった。

セッション前に少しお話を伺った。

戦争中や長兄が戦争で亡くなったことなど・・・

少年の多感の時に、辛い悲しい事が多くあったことで自然に身構えるというか緊張を抱えるようになった様でそれが習慣となったようだ。

 

3人3様の表現であったが、皆さんによろこんで頂き素敵な時間を過ごさせて貰った。

紹介者は、3人の様子で大変感激されて何度も同じ話を繰り返されたが、私にとっては普通の光景なので、特に感動もなかったのだが・・・

 

今までのクライエントは、ほとんどがスピリティアルに関心があったりその道を知りたい人だった。

だが、今回はスピリティアルも神秘体験とかにもほとんど無知な人たちだった。

その方々から素直な感想を聞くと、この仕事の素晴らしさを再認識でき幸せ感が膨らんだ。

だがさすがに久さしぶりの3人の新患は、疲れた。

当夜は早目に寝ると、いつもより熟睡はできた。これはご褒美なのだろう。

(現在は無料でレイキをさせて頂いている)