先日の台風の被災地に行った。
と言っても、被害にあっているとは知らずに、吞気に遊びに行ったのだが・・
行く数日前のメールで、台風で断水しているとは知ったのだが、
「大丈夫ですから、気にしないで来てください」と言われて出かけた。
日本山妙法寺・成田道場は、成田空港のそばにある。
入口に立つと、そこに置かれていた黄金の大仏座像がなかった。
それも先日、フェイスブックの記事で知った。
強風で10メートルも飛ばされ、歩道の上にあったようだ。
傷がついたので、現在は修復に出されてお留守だ。
お寺の建物そのものの外見は、あまり変化がなかった。
だが、一部の屋根が飛ばされており、お手伝いの男性が2人作業をおこなっていた。
彼らは日本山妙法寺の信者さんで、アチコチの日本山妙法寺・仏舎利塔の建設や修復に出かけているようだ。
特に専門の大工さんとかでなく、器用なので修繕とか何でもおこなうようだ。
今回は倒木もあり、その伐採も手伝っていた。
当日は断水中なので、夕食とお風呂は庵主さまのご両親の家に行くことになった。
外に出ると、丸々とした太陽がオレンジに輝いていた。
夕焼けが雲のない大空に、何の遠慮もなく、その色彩を放っていた。
両親は近くに住んでおられるのだが、そこは停電も断水もなかった。
だが周りに木々が多く、数多くの木が倒れたようで、台風の翌日には自衛隊が派遣され、道路上に倒れた木の処理をしてくださったようだ。
だが、私道の倒木・処理は自分達でするしかないようで、妙法寺滞在の人達が手伝ったようだ。
お寺から両親の家に向かう途中では、まだ停電中の家や、
ビニールハウスのビニールが飛ばされ、中の野菜たちが下を向いたり、しおれたりしていた。
道路一本で何の被害もない側と、そうでない側があり・・・
その命運は紙一重だった。
庭にランタンやろうそくをつけて、素敵な雰囲気の中、夕食が始まった。
お手伝いの男性たちもお風呂に入り、スッキリした表情でビール・缶酎ハイで乾杯!!
「被災地なのに、いいのかしら?」
と誰かが言った。
被災地だから、被災者だから楽しんではいけないと言うことはない。
被災者達に、
自分達だけが楽しむのは、申し訳ないという意味でもあるだろうが、
自粛というのは、一見よさそうに見えるが、全員がそうすれば雰囲気は暗く後ろ向きになってしまうだろう。
逆に被災地だからこそ自分たちのできる範囲の中で楽しむのが、明日の活力を養える方法だと思う。
ボランティアの男性たちは、信者としては古参のようで、
世界中にある日本山妙法寺の仏舎利塔訪問や世界平和行進に参加されていた。
来月の10月には、
インド・ネパールの平和行進(45日間)に参加されるようで、その話に花が咲いた。
私も11月28日には、断食会のためにカトマンズに行くのだが、
ネパールまでの行進に参加される人は、28日に帰国とのことで大変残念がってくださった。
夕食を終えてお寺に戻り、早目に寝た。
翌朝はAM5:30からのお勤めがあり、
その前に、瞑想のためAM4:00に起床。
広い本堂で寝たために、
目の前に、多くの仏像さま達が並んでいた。
その前での、瞑想。
やはりお寺に来る方々やこのお寺に携わった上人様たちの想念が、
次から次へと流れて行った。
本日の瞑想は、これまでか?
と思った瞬間に、
向かって左手に大きな雲が現れ、その右上に白い大仏様が現れた。
数多くの大仏さまが現れることもあるが、
白い大仏様の出現は初めてだった。
白色の意味
* 清潔感 *苦しみを理解する *浄化 *心機一転 *希望
*純粋 *無垢 *神聖 *威厳 *決断力 *透明感