東京国立近代美術館の
「生誕120年棟方志功展
メイキング・オブ・ムナカタ」
の展覧会に行って来ました。
音声ガイドの
解説を聞きながらの鑑賞を
オススメしたい展覧会です。
1903年 青森の鍛冶屋の息子に生まれた
棟方志功は友人の小野忠明より見せてもらった
雑誌でゴッホを知り、大きな衝撃を受けました。
1925年 上京
棟方志功の版画は絵だけではなく
字も版画で彫ってある事が特徴的ですが
その原点となったのは川上澄生の版画。
「初夏の風」に影響されて
版画家を志すことになります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20231028/17/kazu-moto/ce/cc/j/o1080087215356836520.jpg?caw=800)
これは棟方志功の年賀状
まさに絵手紙!
1935年
ベルリンオリンピック大会
芸術競技一般出品
「萬朶譜」(ばんだふ)
萬朶とは…多くの垂れ下がった枝の事。
梅、杜若花、桜、松、藤、竹、菊の全7柵
同じ様に腕を組む棟方志功。
「大和し美し」
佐藤一英が詠んだ
古事記「日本武尊」の一代記の詩。
1938年 「観音経曼荼羅」
仏が33身に姿をかえて法を説くという
33柵の版画。
裏彩色を取り入れて成功した初めての作品。
「華厳譜」
仏様の名前の漢字からのイメージを自由に
23図を作成。
仏様それぞれ違う雰囲気があって
一つ一つ見ていても
どこか楽しげで動きのある力強い作品に
圧倒されます。
→その②につづく