遅れてしまいましたが

今日は俳句。

  

日本には季節を表す美しい言葉がある。

 

 

晩春【山笑ふ】
草木が芽吹き、花が咲き鳥のさえずる春の山を
擬人化して「山笑ふ」といった。中国北宋の画家
郭煕の「郭煕画譜」による季語である。
夏の山の「山滴る」秋の山の「山装ふ」
冬の山「山眠る」に対応する季語である。
【子季語】
笑ふ山
【関連季語】
春の山
 
 
 
【例句】
笑ふ山見返る雁の行衛かな・子曳
魚によく酢のきく日なり山笑ふ・春庵
故郷やどちらを見ても山笑ふ・正岡子規
ほろほろと土まろばせて山笑ふ・星野立子
水底の石のゆらめき山笑ふ・長谷川櫂
 
 
山笑ふ乗継ぎ違えて迷い旅・よしえ
 
初名古屋教室の帰りにて
 

ちゅーりっぷちゅーりっぷちゅーりっぷちゅーりっぷちゅーりっぷ

 

水曜日の話。
名古屋へ電車で出かけて行きました。
 
急いで帰宅しようと
特急電車に乗り…
車内を見ると、なんだか見慣れぬ雰囲気。
ちょっとゆったりとしていて
「あー、良かった。座れる」
と、思ってぼんやりと外を見ていました。
山が笑ふという言葉が
ぴったりするような
もこもこした山が迫っています。
 
でも、あれ?なぜ?山が?
見たことのない景色の中を特急電車は走り抜けて
止まった駅は
聞いたことのない名前。
 
降り立った駅は人もいなくて
とても、のんびりとして静かでした。
山が私を笑っているようにも思える
昼下りの無人駅です。
 

 

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