今日は俳句。
日本には季節を表す美しい言葉がある。
初春【冴返る】
春さき、暖かくなりかけたかと思うと
また寒さが戻ってくること。
一度暖かさを経験しただけに、
より冴え冴えとしたものを感じさせる。
【子季語】
しみ返る、寒返る、寒戻り
【例句】
神鳴るや一村雨の冴えかへり・去来
柊にさえかへりたる月夜かな・丈草
三か月はそるぞ寒は冴えかへる・一茶
真青な木賊の色や冴返る・夏目漱石
山がひの杉冴え返る谺かな・芥川龍之介
冴返り白い息肺の奥へと よしえ
今日は
まさに「冴返る」という季語がぴったりの
外に出たくなくなるような寒風がふいていました。
携帯に徳川園の画像が届き、
藁の囲いの中で牡丹は華やかに咲いていました。
こんな寒い冬でも花を咲かせてくれる牡丹。
可憐な中に逞しさを感じます。
頑張ろう!と勇気をもらった気がしました。