最近の愛読書?
として読んでいるのがこちら。
この本は
2014年9/5~10/19に岐阜県美術館で開催された
「守一のいる場所 熊谷守一展」の
公式図録兼書籍として刊行されたもので
アマゾンで古本として購入しました。
熊谷守一は岐阜県出身の画家。
同郷という親しみもあって興味があったのですが
この本の中に書かれている
熊谷守一の生い立ちや絵の変遷、画法など
驚くことがたくさん書かれていました。
まず驚いたことの一つは
守一が描く赤い輪郭線による油彩画は
何度もスケッチを繰り返し、トレース紙により
転写して描かれているものであること。
そして
杉本健吉さんとも深いかかわりがあった
名古屋の実業家で美術コレクターの木村定三が
熊谷守一に対して批評やアドバイスをすることで
画が大きく変化していったこと。
木村定三が高く評価した熊谷守一の書や日本画。
私は熊谷守一の書をこの本で
初めて見ました。
とても伸びやかで優しいひらがなの書に
熊谷守一の人間性が表現されていて
本書の表現を借りると木村定三は
『表音文字であるひらがなに、本来持ちえない象形性を
持たせることが、熊谷ならば可能だと期待し、見事にそれに応えたのが《からす》や《すずめ》などの作品である』
と評価しています。
油彩画の雰囲気とは全く違う味がそこにありました。
今夜は
この本の中から「野菊」を
模写してみました。
さて、今年も年賀状の注文サイトにて
私の絵手紙年賀状のデザインを
提供させていただいております。
年賀状の言葉を2パターン準備しました。
「和風」デザイン
N4105~N4107をご参照くださると
簡単に探せるかな?
デザイン下の
【タイトル変更】をクリックして
【〇その他の賀詞1】にチェックを入れると
別バージョンの言葉の
発注をすることが可能です。