「知立の山車文楽とからくり」が
ユネスコ無形文化遺産として指定されているそうで
三年をかけてオリジナルの新作文楽を創る
プロジェクトの二年目。
今回は中段の文楽が鑑賞できるというので
出掛けて行きました。
まずは
第一部で 劇団前進座の小林祥子さんによる
一人語りがあり
第二部で文楽の上演となりました。
初めて生で見た文楽は
人形がとても生き生きとしていて
手や足の細部の動きまで
丁寧に黒子の方二人で操っておられて
とてもスムーズな動きに驚きました。
ここまで操るのに
どれだけの練習をしたのでしょう。
◆今回の中段のあらすじ
薩摩より名古屋まで無事に
琉球国使節団と旅をしてきた玉城(たまぐすく)
は途中、知立で熱を出してしまい、使節団と別れて
無量壽寺という廃寺同然の寺で治療することになる。
その寺の近くでシーボルトの師事を受けた医者があり、その医者に診てもらう事とするが、運悪く医者は不在。そこでその医者の娘のおさきが懸命に看病をする。
おさきは美しい顔立ちの玉城に一目惚れをし、
うたた寝の最中に見た夢の中で一対の胡蝶のうちの一羽となって舞う不思議な夢をみる。
玉城もまた胡蝶となって舞う夢をみて、おさきとの不思議な縁を感じる。
しかし、玉城は岡崎宿へ向けて出立せねばならず。
一年後に必ずこの知立にて会うことを約束しておさきは玉城を送り出すのでした。
観劇しながら
スケッチブックにスケッチをしてみました。
(彩色は後から)
杉本健吉さんも親しんだ文楽を
生で見て
人形の動きや表情に魅了された気持ちが
分かる気がしました。
第3弾 琉球国使節の段
の文楽の上演は
2023年3/11㈯・3/12㈰と
予定が決まっているそうです。
次回も楽しみにしたいです~
文楽人形 1139/1365
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友の会07-22(2020年度)