今日は俳句。
日本には季節を表す美しい言葉がある。
初夏【鉄線花】
キンポウゲ科の蔓性植物。中国原産。
高さは二、三メートルになり
ものに巻きついて伸びる。
初夏、紫または白の六弁の花を咲かせる。
花びらが八枚のものは日本原産でクレマチス。
蔓が細くて針金のようであることから
鉄線と名づけられた。
【子季語】
てつせんかづら/鉄線/クレマチス
【例句】
てつせんは花火の花のたぐひかな・季吟
御所拝観の時鉄線の咲けりしか・正岡子規
鉄線の花さき入るや窓の穴・芥川龍之介
すつきりと紫張りて鉄線花 ・池田やす子
つつましき夏のはじめや鉄線花 ・森澄雄
とり逃がす三味の二の糸鉄線花 ・佐藤美恵子
ひとり居の朝やうち向ふ鉄線花・ 水原秋桜子
雨の音沁みる垣根や鉄線花
雨が知らない間にしとしとと
降っては止み降っては止みを繰り返しています。
豪雨による避難や
土砂災害で避難している方が
どんな想いで
雨を眺めるのかと思うと
心に想いが沁みて来ます。
早くお天気になりますように。
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