今日は俳句。
日本には季節を表す美しい言葉がある。
三夏【風鈴】
夏、その音を聞いて涼を得るための
小さな鐘のこと。金属のほかガラス、
陶器などで作ったものがあり、
音色も形も素材により様々である。
鉄は南部風鈴、ガラスは江戸風鈴が有名。
【子季語】
風鈴売
【例句】
ふかぬ日の風鈴は蜂のやどりかな・言水
風鈴や花にはつらき風ながら・蕪村
風鈴や草匂ふほど水きけり・富田木歩
風鈴や古典ほろぶる劫ぞなし・竹下しづの女
風鈴とたそがれてゐしひとりかな・加藤楸邨
風鈴や踏切音にかき消され
仕事場の近くには踏切があります。
今日は朝から暑くて窓を開けて
難解なソフトと格闘。
涼しい風が吹いて遠くで
今年始めての風鈴がなりました。
時折、
カンカンと踏切音に遮られつつも
夏がもうそこに来ている事を
知らせてくれます。