今日は俳句。
日本には季節を表す美しい言葉がある。
三夏【玉葱】
【子季語】
葱頭
【例句】
ふるさとや吊玉葱の厚埃・小澤實
かり宿の玉葱吊れる大廂・下鉢清子
中世は崖ぎはに塔玉葱穫り・竹中宏
咳一つ生きて玉葱岬に積む・原田喬
玉葱をまはりに育て湖透ける・林徹
玉葱を刻む音西日射す窓
玉葱 830/1000
自分が夕飯の準備をしている合間に
台所から聞こえる包丁のトントンという音と
夕日の眩しさに
何とも言えない哀愁を感じて
母にその日の出来事を話していた
子供の時の記憶が
ふっと浮かんでくることがある。
子どもだった頃
昼から夜になるその少しの時間が
なんだか急に寂しく思えた。
あの頃がなんだか懐かしい。
ゆっくりと流れていた昭和の時間。
友の会07-22(2020年度)