今日は俳句。
日本には季節を表す美しい言葉がある。
三春【日永(ひなが)】
春になり、昼の時間が伸びて来ることをいう。
実際は夏のほうが春より日が長いが、
心理的には冬に比べて、
春は日が長く感じられる。
【子季語】
永日、永き日、日永し
【関連季語】
遅日
【例句】
永き日を囀たらぬ雲雀かな・芭蕉
うら門のひとりでにあく日永かな・一茶
永き日や目のつかれたる海の上・太祇
乞食も蝶も日長し下河原・梅室
人知れず置き配ありし日永かな
落椿 788/1000
最近は宅配便も
「置き配」というシステムが
常識化していて
知らない間に玄関先に
ダンボールがそっと置かれています。
美しく咲いた
椿の花も桜と交代するように
そっと地面を覆うように
花が落ちて置かれているようです。
人知れず
静かに、美しい置き配が地面を
覆っている春の昼下り。
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友の会07-20(2020年度)