今日は1冊なの?
と、1冊だけ持参した私に
ちょっとがっかりした男の子。
「今日はちょっと長いお話なんだよ~」
という言葉で始まりました。
読み聞かせの日 1-2
日本名作おはなし絵本
「へっこきよめどん」
富安陽子 文
長谷川義史 絵/小学館
題を読んで、
面白そうな本だと察知した子ども達。
すぐに、絵本の世界へ入ってくれました。
また、1ページ目から
「…なかよくくらしましたとさ、
めでたし、めでたし」
というフレーズなんかもあったりして
昔話だけど昔話よりも近い物語の雰囲気が
この富安陽子さんの文には漂っています。
それに加えて
長谷川義史ワールドも
かなりのインパクトで
昔話だということを忘れてしまう
本からはみ出そうな絵と迫力。
教室の後ろの方で聞いている子達にも
はっきりと分かる絵に
教室のどの位置からでも楽しめます。
そして
最後は昔話らしい終わり方でしめくくられて…
「本当にきょうのお話はちょっと長かったけど
面白かったよ」
がっかりしていた男の子達も大満足の笑顔でした。
へっこきよめどん (日本名作おはなし絵本) [ 富安 陽子 ] 1,080円 楽天 |
1年生にしてはちょっと長めのお話でしたが
とっても静かに聞いてくれました。
友の会07-22(2018年度)