今日は俳句。
日本には季節を表す美しい言葉がある。
晩夏【端居】
「端」とは家屋の端で、縁側のようなところ。
縁側の端の方の風通しのよい所で
ひとり涼む様子をいう。
夏も夕方になると日中より少し温度が下がり、
風なども吹いて、涼むにはよい時間帯。
縁側などに座り、庭や景色を眺めながら
過ごす(涼む)こと。「納涼(すずみ)」
は外に出て涼を求めることが多いが、
端居は家に居てひとり涼を得るのである。
【子季語】
夕端居
【例句】
湯上りの心は白紙夕端居・上野泰
端居して妻子を避る暑かな・蕪村
端居する柱替りに嵐山・高澤良一
鴛鴦を見る現心の端居かな・会津八一
夕端居こつんと堅き爪を切る・阪本澄江
オレンジに紫を混ぜて夕端居 よしえ
端居 907/1000
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