今日は俳句。
日本には季節を表す美しい言葉がある。
晩冬【風花】
晴れた空を雪がひとひらずつ
舞落ちてくることをいう。
雪になるかなと思っているうちに
何時の間にかに止んでしまっている。
上州地方では、吹越と言っている。
儚く美しい光景である。
【子季語】
かぜはな、吹越
【例句】
風花や山下りて来る二三人雨・圃子
風花の今日をかなしと思ひけり・高浜虚子
風花やあるとき青きすみだ川・久米三汀
風花や胸にはとはの摩擦音・石田波郷
風花や一生かけて守る人・長谷川櫂
風花や心も踊る雪の舞い
風花 711/1000
子供の頃
空から雪がチラチラ落ちてくると
雪を食べようと
上を向いて口を開けていた。
なかなか口に雪が落ちてこなくて
パン食い競争みたいに
飛び跳ねたりして。
友達と食べた雪の数を数えたりして。
そんなことも
楽しかったな〜。
雪がたくさん降って大変な被害の所も
あったようですが…
風花程度の雪が
情緒があっていいですね。
友の会07-20(2020年度)