やっと念願の

豊田市民芸館へ

行ってきました。


特別展

【棟方志功と柳宗悦】

 〜12/16㈰




明日が最終日なので
来訪者も次から次へとやって来ていました。

日本民芸館の1月〜3月の展覧会が再構成されて
展示されているという事で
「般若心経経文板画柵」を始めとてもたくさんの作品
棟方志功と柳宗悦の間に交わされた書簡の現物が
展示されていました。


会場のパンフレットによると

棟方志功と柳宗悦は
「大和(やまと)し美(うるわ)し」の買上げを
きっかけに、以来作品の指導監修に柳氏が
携わることになります。
棟方志功は柳氏を生涯の師として仰ぎ、
作品が仕上がる度に持参して意見を求め、
彫り直しを命じられても粛々と応え
柳氏は棟方志功の作品を活かすべく
表具の考案に熱心に取り組んだそうです。

「なにか自分以上の力が背後にあって、それが
仕事をさせているのを感じているのです」
と、柳氏は棟方志功について評し最上の賛美を
称えました。

との事。
会場の入り口でもらった
展覧会の展示資料紹介には
棟方志功が何に影響されていったのか
という事などが書かれており

棟方志功の版画の彩色が
裏彩色→絵を摺った紙の裏から色を
染み込ませて表面に表している
という事を初めて知りました。


心不全で倒れた柳氏を励ますために
柳氏の詠んだ「偈(げ)」(心境を表す短い詞)
55首に追加して72首を版画化した
「心偈頌」は
「棟方の作としては、大變靜かで、色も穏やかで
有難い出来榮えであつた」と、柳氏が評しているように
とても色鮮やかで、やさしく楽しそうな雰囲気の作品が
並んでいました。


作品の力強さや字の勢い、画面いっぱいを使う構図
などだけでも
素晴らしい作家さんだと思っていましたが
今回の展覧会では、

版画→板画  作→柵 仕事→仕業
芸術→芸業
という言葉ひとつひとつに拘る事からも
棟方志功の作品に向き合う精神論を
感じとることができ
新たな面を発見することが出来ました。





そして、
豊田市民芸館では

素敵なお庭を眺めながら
美味しいお抹茶とお菓子も
頂くことも出来ますはむ ふつう




絵手紙ランキング 

友の会07-22(2018年度)