別れなかったのではなく

別れられなかった
が理由です。

夫は
離婚する事を嫌がりました。
やはり周囲の目が気になったのでしょう。

離婚の話をする度に
『俺に恥をかかせる気か?』
そう言っては
暴力を振るいました。

時には(掃き出し)窓を開けて、
わたしを外に突き落としたりしました。
『お前が恥をかけばいいんだ‼️』
そう言って笑いました。
思い出すと辛いです。

ケガをすると、
『余計な事を言うから
ケガをするんだ』
自業自得だ!
そんな事を言いました。


ある日の夜
夫の暴力が止まらなくなりました。
『こんな思いをするなら
もう🔴んだ方がいい』
そう思って、
キッチンから
果物ナイフを取り出しました。
そして手首を切りました。

血がボトボトと床に落ちました。
もうどうなってもいいや‥
と思いました。

その時、夫が大きな声で、
『お前の汚い血で
床が汚れた』
そんな感じのことを言いました。

『あーあ 可哀想に
〇〇と〇〇(子どもたちの名前)
のお母さんは
自🔵したって
一生言われるな』
その後も
俺のせいじゃないからな、
自分でやったのだから💢
そんな感じのことを言っていました。

その言葉で我に返りました。
床は血で小さな水溜りのようになりました。
『わたしが🔴んだら
夫の思うツボだ』
そう思いました。

夫はこのままわたしが●ぬ事を
望んでいたと思います。

血を流すわたしを
冷たい目で見ていました。
何の動揺もしませんでした。

急に⚫️ぬ事が怖くなったわたしは
夫に救急車を呼んでくれと頼みましたが、
無視されました。

自分で救急車を呼びました。
救急車が来るまでに、
自分で止血をしました。
タオルでギューギュー縛りました。

救急車にはサイレンを
鳴らさないでくださいと
お願いしました。

救急車が来ると
1人で車内に乗り、
状況を話しました。
『誤って切ってしまった』
と、言いましたが
救命士は不審に感じたようです。

そして、夫は庭で車内を見ていたようです。
『あの方はご主人ですか?
付き添って頂かないのですか?』
そう言われましたが、
飲酒をしていているので
来なくてもいいと、
わたしが言ったと伝えました。

応急処置をしてもらううちに
出血も少なくなったので、
大丈夫だと伝えて、
救急車を降りました。
明日、病院には行くと伝えました。

家に入ると、
夫の第一声は
『警察が来たらどうするんだよ!
俺が疑われたら
どうするつもりだよ』
悲しい悲しい悲しい

完全に自分で切ったと思われる傷なので
夫が疑われることはないでしょう。

何故そんな事を言うのか不思議でした。

翌朝起きて
その理由がわかりました。

わたしの頬は腫れて、
口元は切れていました。

手首とは別件で、
暴力がバレると思ったのね。
自分の心配ばっかりな男だ。


勝手な言い訳かもしれませんが、
別れられなかった理由の一つは
夫の暴力です。