👹畜は
わたしの留守の時間を
満喫していた訳です。

残念ですね。
もうそれもおしまいです。

あまり細かい内容ではなく
早く家に帰ってください。
夜に子供たちだけでは
物騒だし、心配です。
とメールをしました。

多分、毎晩家に帰ってないことは
バレていないと思っていたのでしょう。
バカな夫です。

それからいつ退院したのか
覚えていませんが、
点滴が終わったら、退院する事になりました。

半ば無理矢理ですが
子供たちの事は
放っておけません。

『退院の日がが決まった』
メールすると、
直ぐに電話が掛かってきました。

どうしてこんなに早く
退院するのだ??
こんな感じの事を言いました。

普通は
『退院おめでとう』
ですよね。


退院の日に迎えに来ましたが
病室に来ても、
バッグを持つわけでもありません。
看護師さんたちに挨拶をしましたが、
夫はサッサと行ってしまいました。
『正面玄関で待っているから』
そう言いました。

会計を済ませて
夫の車に乗りました。
家まで夫は無言でした。

子供を放置しての
外泊の件は
一切口にしませんでしたが
わたしが話しかけても
返事もしません。

家に着くと門の前に車を止めて
『早く降りろよ』
と一言発しました。

わたしが降りた途端に
発進する夫。

この時の夫の顔
この言葉
今でもはっきり覚えています。

わたしはバッグを持ち
家に入りました。
とても重く感じました。

でも子供たちが待っていてくれました。
顔を見てほっとしました。

『パパは??』
と聞かれたので、
もう仕事に行ったよと答えました。

『ママの荷物くらい
持って来てくれればいいのにね』
娘が言いました。

『そうだよね‥
ちょっと重かったよ』

涙が出そうになりましたが
堪えました。

わたしは
この子たちがいれば
大丈夫。

👹畜に頼らずに
頑張ろう
そう思いました。