これまでONE PIECEをネタに
日干と蔵干について語ってきましたが
そろそろ普通に3次元の人も
例に出そうかと思いまして(笑)
今日は私の命式について語ります。
 

 
十干とは。
ONE PIECEを例にした十干の話。
 
 
 
 
 
私の命式はこちらです。
 
我ながら男前な命式でほれぼれするわ(笑)
 
 
 
日干は「庚(かのえ・鉄)」
日柱の蔵干は「癸(みずのと・雨)」です。
 
私は四柱推命を知ってから
自分のことを前よりずっとわかってきたし
今までの人生まるごと受け止めて
肯定できるようになってきたのですが、
その大きなきっかけのひとつが
この2つの星を知ったことでした。
 
 
 

まず、日干である「庚(かのえ・鉄)」は、
私の理想の姿でした。

私はいつだって
かっこいい人になりたかった。
即断即決で、一人で飄々としていて
世界中を軽く飛び回れるような。
誰よりも先へ進んでいって、
みんなをびっくりさせるような。

庚とは、そういう人です。


だけど、現実の私は
全然そんなんじゃなかった。


というのも、
私の幼少期は
かなりの暗黒時代でございましてね。。

とにかく世界が怖くて、人が怖くて、
いつもうじうじして泣いていました。
有り得ない程の人見知りで
幼稚園や小学校では
言葉を発した記憶がほぼなく、
ものすっごく繊細で、
今でいうHSCというやつ。
加えて何にでも
感情移入しすぎるところがあり、
現実と非現実の境界がわからなくなることも
よくありました。

体も弱く、心も弱く、
とにかく虚弱な自分を強烈に恥じていたし、
そんな自分をまるごと全否定していました。
そのわりにプライドだけは高いから
こじれまくりのくされまくり。
勝手に病んで勝手に闇落ちするタイプの人。

そんな自分とどうにか折り合いをつけながら
生きのびるための
それなりのスキルを身に付けながら
ここまで生きてきた、という感触でした。



そんな私が、この命式と出会って
自分の日干が庚だと知った時、

うわぁ・・・うれしい・・・!!!

と思う一方で、
しかし現実とのギャップが凄まじく
全然そんな風に生きられる気がしないと
思っていました。
嬉しいけれど、なんだかずっと重荷でした。
デカい看板掲げて、中身がスカスカ、
みたいな。



で、それから鑑定士になって、
いろいろと星について考えてきたのですが、
蔵干については完全にスルーしていました。

けれどある時、
私の直接の師匠であるあけさん💕

『蔵干って、すごいお宝な気がする!』
と、おっさったのであります。


え、蔵干?
なんだっけそれ(  ̄▽ ̄)?


慌てて自分の命式を見直してみると
そこには、ありました。
「癸(みずのと・雨)」の文字が。


癸・・・って、どんなんだっけ(  ̄▽ ̄)?


そこで改めて癸の持つ性質を考えた時、
それが、自分の幼い頃の姿に
ミラクルフィットしたのです。
完膚なきまでにぴったりでした。


それで、私の
【蔵干=幼少期理論】が
産まれたわけですが。


そして、自分がずっと
コンプレックスに感じて
×をつけていた性質が全て
癸がマイナスに働いた結果であって、
考えよう、使いようによっては
とても素晴らしい個性にもなっていた
ということに気付きました。

私の世界は反転しました。

ずっと黒だと思ってたオセロが
みるみるひっくり返っていく感じ。
思いがけず、深い癒しを得たのです。

確かに私の中に、癸はある。
それならば、
今はまだ自覚していなくても、
庚もちゃんと、私の中にあるはずだ。

そう思えました。
嬉しかったです。


私はいつも
世界をすごく遠くに感じていました。
それはきっと
自分の十干を否定していたから。
だって十干は
私が生きるフィールド、背景、世界観
そのものだから。

そして、
今も自分の中に癸の名残はあるけれど、
それよりずっと強く
庚に向かっていく意志を感じます。


だから、そういうことなんだろうなと
思うのです。
まとめが雑(  ̄▽ ̄)!!!



そんないきさつがあるので、
十干にはちょっと思い入れがあって、
いくつも記事を書いたのでした。


あとね、じゃあこの庚と癸という
ぜんっぜん性質の違う二つを
自分はどう扱えばいいのかと
いろいろ考えていたらね。
思い出したのよ。
鉄と雨のコラボ。







水の呼吸 伍ノ型 
干天の慈雨



完全に降伏した鬼に対して
情けの心をもって
痛みを感じさせないように斬る。
日輪刀で産み出す慈雨、
まさに鉄と雨!




あとね。
佐藤初女さんてわかります?
人の心を料理で癒してきた奇跡の人。
彼女は料理をする時に、
野菜が痛くないようにゆっくりそっと切る、
というのを心がけていたそうなんです。
皮をむく時も、
ピーラーは使わず、包丁で優しく丁寧に。

これも
鉄を使って
雨の慈悲を込める感じがするよね。


いろいろ考えてくと、
シンギングボウルみたいな
ちーんとかごーんとか優しい音のするものも
庚×癸っぽいよなぁと思ったり。

昔、持ってたなぁ、そういえば。




とか、とか、
いろいろ考えてるとおもしろい。

うん、やっぱり四柱推命はおもしろいのだ。

ということで、
またしてもしつこく十干の話をしましたが
次からは、ほんとに、
通変星の話を書くぞ(笑)。
先は長いんだから。

ではー。