『ノスタルジア 4K修正版』 | 気まぐれ・・・なkazunブログ

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アンドレイ・タルコフスキー監督作品 『ノスタルジア 4K修正版』
 
冒頭モノクロの霧の中を走るワーゲンビートル。
停まったビートルの中から出て来る若い女性と中年の男、そして男性が女性に
「イタリア語で話してくれ」と言う。
ここはイタリア中部のトスカーナ地方だという、男はモスクワ(当時はソ連か?)から
ロシアの音楽家の足跡を追ってきた詩人そして女はイタリア人で通訳なのだ。
この段階ではまだ二人の関係性は見えてこない。
 
女は教会に入り儀式に遭遇するも神への信仰心はないようでしたね。
ふたりで旅をするうちに女の方は恋愛感情が湧いてくるも、男の方は余命3ヶ月
だというから自死したロシアの音楽家の足跡を辿っているのでした。
そして二人に別れの時が来て、女は男に気持ちを伝えるもフラれてしまいます。
 
そして男が旅を終えようとした時に女から結婚したという電話が入る。
そこからこの物語は大きくクライマックスを迎えます。
 
4K修正版はとにかく綺麗で絵画のようでしたし、音響もクリアで聞き取り易くてよかった。
宗教的のようでそうでもなく、それよりも人間の尊厳を感じましたね。
人間の持つ不思議な世界観は生死を超えていたことを実感させる映画です。
Amazonプライムでも観れるようですが、出来れば劇場で観て欲しい作品でした。
 
 

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