『蘭島行』 | 気まぐれ・・・なkazunブログ

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鎌田義孝監督は菜葉菜さん初主演映画『YUMENO』と『TOCKA タスカー』を撮っている名寄出身の監督でもあります。

『YUMENO』も初回よりも2回目(DVDだけど)をみた方がこころ動きましたね。
『TOCKA』は初回上映の舞台挨拶で金子清文さん、菜葉菜さんを始め地元の俳優たちと鎌田監督も登壇されました。
地元先行上映だけで全国公開が地元でなかったのも残念でした。

今回の『蘭島行』も3日間のみで私が観た2回目は小ホールが前売りですでに完売されていました。
3〜4人がチケット買えずに帰られましたね。
『蘭島行』の鎌田監督の話しが新聞にも載っていたので、広いホールでの上映が悔やまれましたね。


プッシュー!

缶ビールのプルを開ける音。

そしてタバコも吸う芳夫(木村知貴さん)。飲み過ぎたのか橋から吐く芳夫。

突然、スマホに弟の悟史(足立智充さん)から小樽に住む母が自死を図ったと連絡が来る。

そんな時、河原で自殺未遂の真希(輝有子さん)を救った。

そして芳夫は母の見舞いに妻として小樽へ同行するよう真希に頼んだ。

果たして芳夫と真希と悟史は•••



鎌田義孝監督自身が経験した出来事から『蘭島行』は映画化されたとのことです。

セリフが少ないから俳優陣の表情や動きから目が離せませんでした。

鎌田監督作品は観て直ぐよりも時間が経ってからじわじわと込み上げて来るものが、この作品にもあります。

蘭島は美しい入江の海水浴場があり、数十年前にあったセブンイレブンは1日の売上でギネスに載った事もありましたが、残念ながら映画では塩谷の海岸でしたね。

ラストの終わり方がまた粋でした。