どこの市場も下げてますね。
まぁ、4月くらいまでが、年末年始出荷のリミットですので、5月は安くなる傾向にあることはあるんですが。
早速、セリ結果です。
畜連の日計表です。
JACCネット全国のセリ結果です。
ただし、どちらも最近流行りのpdfファイルですので、PCでの閲覧をお勧めします。
種雄牛ごとの結果ですが、直接リンクが張れるようになりましたので、閲覧ください。
ただし、これもpdfファイルです。
種雄牛掛け合わせごとの結果なんですが、こちらも直接リンクを張れるようになりました。
60ページにも渡る、退屈極まりないpdfファイルです。
一体、誰が見るというんでしょう。
誰も見ない、利用価値のないものを掲載する意味があるんでしょうか。
一刻も早く、EXCELのファイル(CSV)でダウンロードできるようにして頂きたいものです。
是正に向けて、皆で、声をあげましょう!
種雄牛別のセリ結果です。
耕富士、頭数は、1位です。セリ値は、完全にトーンダウンです。
桃白鵬、頭数2位、セリ値は、耕富士をやや上回っていますが、それほど飛び抜けている訳ではないようです。それと、やや、増体が良くないですね。
二刀流、頭数3位です。厳しくなってきました。やはり、増体の問題もあるかも知れません。
白隆鵬、頭数4位。セリ値は、耕富士や桃白鵬とあまり変わりません。
福晴茂、頭数は、5位です。セリ値は、高値を維持しています。増体は、305Kgと、やはり抜群ですね。
宗守富士、頭数は第6位。セリ値は、かなり厳しくなってきました。
美津秋、頭数7位、増体に問題があるようです。
福之姫、頭数8位、セリ値は、この相場では、やはり異次元の高さです。それでも、小さい子牛は、厳しいようです。
満天白清、頭数9位。セリ値、耕富士より、高いというのは、どういうことなんでしょう。
富久竜、第10位です。セリ値は、二刀流と同じく、厳しくなってきました。増体は良いのですが。
今回は、福之鶴(福之姫×美津照重×忠富士×福之国)や北美津久(美津照重×安福久×平茂勝)といった、当地では、まだ珍しい種雄牛の子牛が上場されてきました。
もう若い牛飼いは、なんとかして、そういったストローを入手し、採卵することを念頭に牛飼いをやっている感じです。
しかも、人気の種雄牛のストローは、月単位で、値上がっているんじゃないかと思われます。
そう、稼ごうと思ったら、宮崎県の県有の種雄牛だけでは、勝負できないんですよ。
地道な情報収集とコネクションが必須です。
もう、そういう時代になっています。
今回の福之鶴の雌の高値を見て、そのストローを入手しようとしても、もう、値段は、爆上がりで、おいそれとAIには使えない。
ストローを入手できても、採卵に使うか、受精卵を入手するかとなるわけですが、当然、これも、中々思うようにはいきません。
まだ、それほど、知られていない時期に、着手しないと、高値は望めません。
もう、福勝鶴のストローも入手困難です。
ジェネティクス北海道も気を吐いていますが、しかし、ほぼ国の家畜改良事業団(以下、LIAJ)の一人勝ちではないですか。
ゲノム育種価を、先んじて導入したLIAJに先見の明があったということなんでしょう。
無論、それが良いか悪いかという議論はあるでしょうが、少なくとも、もう、この業界は、LIAJの掌(たなごころ)の上で動いている感じですね。
これを打破するには、BMSNo.至上主義を根底から覆すくらいのことをやらないと、きっと、このまま、消費者と生産者の乖離が進行して、先細りになるだけでしょう。
今朝、セリ開始前に、子牛セリ価格低迷に対して、国の補助金が出るという説明がありました。
細かいことは、省きますが、要は、全国をブロックに分け、そこで子牛セリ価格(税込み)が、平均60万円を下回った場合、補助金を出すと言うことのようです。
補助金を頂けることは、大変、ありがたいのですが、事務処理が大変なのかどうなのか、補助金の額は、1頭あたり一律で支払われます。
つまり、平均より、10万下回ろうが、20万円上回ろうが、一律です。
これって、本来、おかしな話です。
セリ価格が安いから、補助金を発動するという考え方と矛盾しています。
例えば、セリ平均から10万円安かった子牛Aと、2万円安かった子牛Bと、20万円高かった子牛Cがいたとします。
どの子牛が、補助対象となるべきか、それは、火を見るより明らかです。
AとBです。
では、どちらが更に手厚く補助すべきかと言えば、どう考えてもAです。
であれば、例えばですが、Aには5万円、Bには1万円、Cには0円とするのが、公平ではないでしょうか。
それを一律とは!?
事務処理がたいへんなんでしょうねぇ、きっと。