11月12日、朝5:30頃、「なつみ」号(昨年8月生まれの育成牛)だけが、周りの牛と違って、起き上がっていませんでした。

おかしいなぁ、思いつつも、腰の辺りをポンと叩くと、すっと、起き上がって、餌を食べ始めたのでした。

その後、小生、ゴルフへ。

そして、ゴルフのスタート直前、相方から「なつみ」が立ち上がらないとの電話。

ローダーで、牽いて、外へ出したというのです。

で、暫くすると、立ち上がり、繋ぎ場へ移動させたとのこと。

小生、ゴルフから帰ってくると、繋ぎ場に緩く(ロープを長く)繋がれておりまして、その後、牛舎のいつもの場所へ移動し、何事も無かったかのようでした。

11月13日、早朝、今度は、「なつみ」号、全く起立できず。

獣医さんを呼びました。

点滴などをしましたが、全く起立できず。

どうやら、アシドーシスなどではなく、関節かどこかを痛めて立ち上がれなくなっているようでした。

11月14日も、立ち上がれず。

餌は少し、水は、バケツ1杯。

11月15日、獣医さんに促され、腰角を挟む器具を装着し、ローダーで、吊り上げ、強制的に起立させてみました。

すると左の後脚が全く反応していません。

引きずるというより、ただ、脚がぶら下がっている感じ。

ローダーを移動させて、歩行を促し、土の上の杉の木の下へ移動させました。

天井が無い方が、何かと利便性が良いという判断でした。

11月16日も、特に、変化なく、少しの餌と水。

例の腰角を挟む器具で、吊って、立たせるも、全く、立てそうな感じではありません。

11月17日、朝6:30頃、少し、自力で、少し移動してはいましたが、とても立ち上がれそうにはありませんでした。

ここで、批判覚悟で、その後、小生、ゴルフへ。

6番ホールの辺りだったでしょうか、相方からLINEで写真が送られてきまして。

そう、「なつみ」号が、自力で立っている写真でした。

もう、流石に、ウルっときましたねぇ。

ゴルフから、帰ると、「なつみ」号は、自力で、少し歩行もできるようになっており、あちこちに動き回っては寝て、を繰り返すように。

獣医さんの指示で、天気次第ではあるが、基本、数日は、外で、飼った方が良いとのこと。

 

しかし、弱弱しいものの、歩行ができますので、仕方なく繋ごうかと考えたのですが、それも、可哀想だなぁと思い、どうしたもんかと、思案しておりました。

すると、相方、グラブ(たまに、「グローブ」と呼ぶ人がいますが、「掴む」という意味の英語grabから来ています。決して、野球のgloveから来ているわけではありません。)付きのローダーで、せっせと、ラップサイレージを、何個も、運び始めました。

初めは、何をしてるんだろうと思っていたんですが、ラップサイレージで、檻を作っていたようです。

まさに、脱帽です。

 

雨が降るまで(多分、21日の日曜日)は、外で、飼養管理します。早く、良くなれぇ、「なつみ」!