さて、まだまだ、亜種がありますよ。
No.28
いちかけ にかけて さんかけて しかけて ごかけて 橋を架け
橋の欄干に腰をかけ 遥か向こうを眺むれば
十七、八の姉さんが たもとをくわえて泣いてます。
もしもし あなたは どうしたの
わたしゃ九州 鹿児島の西郷隆盛娘なり
明治10年3月4日 切腹なされた父親の お墓参りにまいります。
お墓の前では手を合わせ なむあみだぶつと唱えます
その時 出たのは 幽霊です ふ~わりふわりとジャンケンポンッ

何度も書きますが、西郷隆盛が自決したのは、明治十年九月二十四日とされています。

No.29
一かけ 二かけ 三かけて 四かけて 五かけて 橋をかけ
橋の欄干手を腰に はるか向こうを眺むれば
十七、八の姉さんが 花と線香を手に持って
もしもし姉さんどこ行くの?
わたしは九州鹿児島の西郷隆盛娘です
明治十年三月三日切腹なされた父上のお墓参りに参ります
お墓の前で手を合わせ ナムナムナムナム唱えます
花さか開いた 秋の花しぼんだ 鋏でちょんぎるぞジャンケンポン!

鋏でちょん切るとは、子供って残酷。

No.30
一かけ 二かけ 三かけて 四かけ 五かけ 橋かけて
橋の欄干手を腰に はるか向こうを眺めれば
十七、八の姉さんが 片手に線香花持って
もしもし姉さんどこ行くの
わたしは九州鹿児島の西郷隆盛娘です
明治三年三月三日切腹なされた父上のお墓参りに参ります
お墓の前で手を合わせ ナンマイダブツと拝んだら
お墓の中から魂が ふんわかふんわかジャンケンポン!

No.31
一かけ二かけ三かけて 四かけ五かけ橋を架け
橋の欄干 手を腰に 遥か向こうを眺めれば
十七八の姉さんが 片手に線香 花持って
もしもし姉さんどこ行くの
私は九州鹿児島の西郷隆盛の娘です。
明治三年三月三日切腹なされた父親のお墓詣りに参ります。
お墓の前で手を合わせ 「なんまんだぶつ」と拝みます。
そしたらお墓の魂が ふんわりふわふわ じゃんけんぽん

No.32
一かけ二かけて三かけて 四かけて五かけて橋をかけ
橋のらんかん手を腰に はるか向こうをながむれば
一六、七の姉さんが 花と線香を手に持って
姉さん姉さんどこ行くの
私は九州鹿児島の西郷隆盛娘なり
明治十年戦争でうたれて死んだ父親の お墓参りにまいります
お墓の前で手を合わせ なむあみだぶつと拝んだら
お墓の中からゆうれいが ふうわりふわりと じゃんけんぽん

No.33
一掛け 二掛けて 三掛けて 四掛けて 五掛けて 橋を架け
橋の欄干 腰を掛け 遙か向こうを眺むれば
十七、八の姉さんが 片手に千香と花を持ち
姉さん姉さんどこへ行く
わたしゃ西郷さんの墓参り 西郷隆盛娘です
明治十年九月に切腹なされし父上の お墓参りに参ります
お墓の前で手を合わせ 南無阿弥陀仏と拝みます
拝んだあとから何が出る ふうわりふうわりと じゃんけんぽん

西郷隆盛の娘が、「西郷さんの墓参り」とは言わないでしょう。
しかも、お墓参りのくだりが2回も出て来るのは、変ですね。



No.34
一かけ 二かけて 三かけて 四かけて 五かけて 橋をかけ
橋のらんかん 手を腰に はるか向こうを ながむれば
一六、七の 姉さんが 花と線香を手に持って
姉さん姉さん どこ行くの
私は九州鹿児島の 西郷隆盛娘なり
明治十年戦争で うたれて死んだ父親の お墓参りにまいります
お墓の前で手を合わせ なむあみだぶつと拝んだら
お墓の中からゆうれいがふうわりふわりとじゃんけんぽん


No.35
一かけ 二かけ 三をかけ 四かけて 五かけて 橋をかけ
はるか向こうを眺むれば
一七八の姉さんが 花と線香を 手に持って
ピイピイ カラカラ買ってきた 誰にやると買ってきた
おかめにやるとて 買ってきた
おかめは居ねーもの 死んだもの きょうは七日の墓まいり
お墓まいりにいったれば きれいな牡丹が咲いていた
一枝折っても折れぬもの 二枝折っても折れぬもの
みしす みすみす 日が暮れた 家に帰ってきたなれば
父ちゃん いろりで炭おこし
姉さん 座敷で機織りだ
これで一貫 貸しました

これは、かなり他の歌詞と違いますね。
「おかめ」って誰?
西郷どん、不在。



No.36
一かけ 二かけ 三かけて 四かけ 五かけ 橋を架け
橋の欄干 腰をかけ はるか向こうを 眺むれば
十七 八の ねえさんが 花と線香 手にもって
姉さん 姉さん どこへ行く
私は 九州鹿児島の 西郷隆盛娘です
明治十年 戦役に 切腹なされた 父上の お墓参りに 参ります
お墓の前で 手をあわせ 南無阿弥陀仏で ジャンケンポン


No.37
いちかけ にかけ さんかけて しかけて ごかけて 橋をかけ
橋の欄干に腰をかけ はるか向うを眺むれば
十六、七のねえさんが 花と線香を手にもって
ねえさん ねえさん どこ行くの
私は九州熊本の西郷隆盛むすめです
明治九年の戦いに 切腹された父親のお墓まいりにまいります
お墓の前に手をあわせ なみあむだぶつを拝もうせば
お墓の中からゆうれいが
フウーワリ フウーワリ ジャンケンポン
二本橋 コチョコチョ
たたいて つねって
階段のぼつて コチョコチョ
お寺の鐘が ゴンゴン

ついに、熊本の西郷隆盛が登場しました。
ま、西郷家の先祖は、熊本らしいですが。
二本橋?コチョコチョ?


No.38
一掛け 二掛け 三掛けて 四掛け 五掛け 橋を架け
橋の欄干 手を腰に 遙か向こうを眺めれば
十七、八の姉さんが 片手に線香花持って
もしもし姉さんどこ行くの
私は九州鹿児島の西郷隆盛娘です
明治三年三月三日 切腹なされた父上の お墓参りに参ります
お墓の前で手を合わせ
ナンマイダブツと拝んだら お墓の中から魂が
ふんわかふんわか ジャンケンポン!


No.39
一かけ 二いかけ 三かけて 四かけ 五かけで 橋を架け
橋を架けたら 腰かけて はるか向こうを眺めれば
十七、八の姉さんが 片手に花もち線香もち
姉さん姉さん どこ行くの
私は九州鹿児島の 西郷隆盛娘です
明治十年三月三日 切腹なされた父上の
お墓詣りに参ります
お墓の前で手をあわせ
南無阿弥陀仏と目に涙
もしも私が男なら
師範学校卒業して

男でないと師範学校へ行けないのでしょうか?
士官学校の聞き違えかも知れません。
それにしても、卒業後の希望進路を知りたいですね。



No.40
一かけ 二かけて 三かけて 四かけて 五かけて 橋を掛け
橋の欄干 手を腰に 遥か向こうを 眺むれば
十七 八の 姉さんが 片手に花持ち 線香持ち
姉さん 姉さん どこ行くの
私は九州鹿児島の 西郷隆盛娘です
明治十年秋半ば 切腹なされし父上の
お墓参りに参ります
お墓の前で手を合わせ
南無阿弥陀仏と拝みます

「明治十年秋半ば」、史実に近いです。



No.41
一かけ二かけて三かけて 四かけて五かけて橋をかけ
橋のらんかんに腰をかけ はるか向こうをながむれば
一七、八の姉さんが 片手に花持ち線香持ち
お前はどこかと問うたれば
わたしゃ九州鹿児島の西郷隆盛娘です
明治十年戦争に討死なされた父上の
お墓参りをいたします


No.42
いちかけ にかけ さんかけて しかけ ごかけ 橋を架け
橋の欄干 腰を掛け 遙か向こうを眺めれば
17,8の姉さんが 片手に花持ち 線香持ち
姉さん、姉さん、どちらです
私は九州 鹿児島の西郷は隆盛娘です
明治10年3月3日 切腹なされた父上の
お墓の前に手を合わせ
ナンマンダブツと目に涙
ナンマンダブツと目に涙
もしも、この子が男なら
師範学校卒業させ アメリカ言葉も習わせて
夢にウグイス ホーホケキョ

「この子が男なら」ということは、別の保護者の存在を匂わせます。
「夢にウグイス」?「梅にウグイス」の誤りか?
それとも、「梅」と卒業後の「夢」と掛けているんでしょうか。


No.43
一かけ  二かけて 三かけて 四かけて 五かけて 橋を架け
橋の欄干 手を腰に はるか 向こうを 眺むれば
十七、八の 姉さんが 花や線香 手に持って
姉さん 姉さん どこ行くの
私は九州鹿児島の 切腹なされた父さんの
お墓参りに 参ります
お墓の前に 手を合わせ
南無阿弥陀仏と 唱えます
お墓の中から 幽霊が
なんとか かんとか???
じゃんけんぽん

西郷どん、不在。
何故、切腹したかも不明。


No.44
一かけ 二かけ 三かけて 四かけ 五かけて 橋をかけ 
橋の欄干 手を腰に はるか向こうをながむれば
十七八のねえさんが 花と線香手に持ちて
もしもしねえさんどこへゆく
わたしは九州鹿児島の 西郷隆盛むすめです
明治十年城山で 切腹なさった父上の お墓参りをいたします
お墓の前では手をあわせ 南無阿弥陀仏と拝みます
くるくるまわしてジャンケンポイ

「城山で切腹」、史実。


No.45
一かけ 二かけ 三かけて 四かけ 五かけて 橋をかけ
橋の欄干 腰おろし はるか向こうを眺むれば
十七、八の姉さんが花や線香手に持って
姉さんどこゆくたずねれば
私は九州鹿児島の 西郷隆盛娘です
明治十年十月に 切腹なされた父上の お墓参りにまいります
お墓の前に手を合わせ なみだぶつと唱えます
もしもこの子が男なら士官学校卒業し
梅にうぐいすとまらせて
ホーホーホケキョと鳴かせます

これは、士官学校となっています。
その後の歌詞(梅にうぐいす)は、全く意味不明です。



No.46
一かけ 二かけ 三かけて 四かけて 五かけて 六かけて
橋のらんかん 腰かけて はるか向こうを ながむれば
十七 八の小娘が 片手に花持ち 線香持ち
お前はどこかと 問うたれば
私しゃ 九州鹿児島の 西郷娘に ござります
明治十年戦争に 討ち死なされた 西郷さん
お墓まいりも せにゃならぬ

西郷さんの娘が、「西郷さん」とは呼ばないでしょう。


カラオケバージョンもあるようです。
No.47
一かけ 二かけて 三かけて 四かけ 五かけて 橋をかけ
橋の欄干 腰掛けて はるか向こうを眺むれば
十七、八の姉さんが 花と線香手に持って
もしもし姉さんどこ行くの
私は九州鹿児島の 西郷隆盛娘です
明治十年戦争で 討たれて死んだ父上の お墓参りにまいります




これは、番外編。
有名なTV番組のナレーションです。

No.48
一掛け 二掛け 三掛けて 仕掛けて 殺して 日が暮れて
橋の欄干 腰おろし 遥か向こうを眺むれば
この世はつらいことばかり
片手に線香 花を持ち
おっさん おっさん 何処行くの
私は必殺仕事人 中村主水と申します


どうも、ジャンケンの前歌と、毬付き歌、やや軍歌調に分類されるようです。