全日本男子卓球 決勝 張本 4-3 戸上
いやー、凄い試合でした。
こんな試合は今まで見たことがありません。
東京五輪で水谷・伊藤の混合ダブルスでも水谷選手の
神がかかったプレーはありましたが・・・・。
今日の男子決勝は、それ以上に凄かった。
以下はYahoo記事より。
全日本卓球の男子シングルス決勝は、
ゲームカウント4-3で下し、6年ぶりとなる優勝を果たした。
最年少で優勝した2018年大会以来、王座から遠ざかっていた
張本が王座奪還の悲願を達成した。
試合は戸上が試合開始からエンジン全開。スイングスピードの
速いドライブで張本を圧し、カウンターも次々と決める。
張本は丁寧なプレーで食い下がるも、戸上が11-8で第1ゲームを先取。
2ゲーム目は張本が12-10で取り返す。
第3ゲームは戸上に9-11で奪われる。
第4ゲーム目も8-11で奪われて戸上に王手をかけられる。
だが 第5ゲーム、張本はストップやミドル突きで優位を築いて
11-9で1つ返す。
第6ゲームはお互いに一歩も譲らない熾烈な攻防。
お互いが持ち味を出す激戦ラリーのまま10-10に突入。
最後はフォアカウンターを打ち込んだ張本が14-12で奪い、
ハリバウアーが飛び出す。
最終第7ゲームも、火の出るような大激戦。
戸上がフルスイングすれば、張本がカウンターを決める展開で、
8-8と並ぶ。ここで戸上がバッククロスへの一発強打を2本決めるが、
張本は粘り強く2点しのぐ。
10-10に突入し、戸上の次の1本がエッジボールで入るが、
張本がバック強打で1本返す。
お互いが積極的に攻め合う死闘の中、ペースは徐々に戸上から張本に。
最後は張本のフォアハンドが戸上のブロックを弾き飛ばし、
張本は声もなくその場にひざまずいた。
そして涙がこぼれる。張本はついに6年ぶりの優勝に手が届いた。
6年前の卓球に大人の判断力と技術が加わり、新しい張本の姿でパリ五輪へ挑む。
試合後の優勝インタビューで張本は「本当にありがとうございます。
言葉が出ないです。対戦相手含めて全ての人に感謝したい。
戸上選手が本当に強くて…、本人にも伝えたのですが、
僕たちの勝負は時の運。明日やれば明日は戸上選手が勝つかもしれない。
今後は五輪に向けて頼もしい仲間になる」
8回もチャンピオンシップポイントを握られたところからの大逆転勝利に
「神様に勝てと言われて、全日本の神様が力をくれたのかな。
こんなに欲しくてとれたタイトルはない。こんなにずばらしい大会はないです」
と興奮気味に語った。