↑またやってまいりました、上電こと上毛電気鉄道の中央前橋駅🚉でございます。

前回は3ヶ所の中野駅を巡ってきましたが、「赤坂」という駅名も全国に4ヶ所あります。

今回は都内と東京近郊にある2つの赤坂駅を巡ってきました。ちなみにもうひとつの赤坂駅は、福岡県の福岡市営地下鉄1号線(空港線)の天神駅と大濠公園駅の間にあります。

では、まずは上電の赤坂駅に向かいます。

中央前橋駅から9分で赤坂駅に到着です。

↑群馬県前橋市の赤坂駅。

隣の駅は、中央前橋側が上泉駅(赤坂駅との駅間距離1.1㎞)、西桐生側が心臓血管センター駅(1.3㎞)です。

↑1面1線の駅構造です。

↑ホーム上屋の支柱がカラフルです。

西桐生駅のカラフルなベンチ(2023年11月6日の「群馬 鉄道旅」のブログに載せてあります)といい、700形の8色のフロントマスクと同じ色なのかな?手前の茶色はデハ101?

↑無人駅で駅舎はありません。自販機が1台ありますが、トイレはありません。

↑外側から。

↑駅前。踏切を渡った先に駅の入口があります。

↑赤坂駅に到着する中央前橋行き。

↑では、次の赤坂駅に向かいます。西桐生行きの列車に乗りますが、途中駅止まりの大胡(おおご)行きに乗ります。

上電は中央前橋ー西桐生間の通し運転が基本ですが、中央前橋ー大胡間の区間列車が上下各2本設定されています。

↑乗客は僕1人だけ・・・😢

↑赤坂から7分で、この列車の終点大胡に到着です。大胡は車両基地も併設されています。

↑車両基地には、デハ101(画面右)や12/11に到着したばかりの元東京メトロ日比谷線の03系の姿が見えました。

上電では現在、元京王井の頭線の3000系だった車両を700形として運行していますが、製造から60年が経過するのに伴い、現在在籍している700形8編成16両のうち、3編成6両を元日比谷線の03系に置き換えていく予定です。

今回上電に到着した元日比谷線の03系は、今後整備を行い、800形として2024年2月下旬を目途に運行を開始する予定です。

↑赤坂から大胡まで乗ってきた列車も、製造から57年が経過していました(1966年製)。僕が生まれる前から走っている車両です。東急の急が旧字体になっておる・・・

デハ101は、1928年(昭和3年)11月10日の上電開業時からの車両で、今年で御年95歳!現在も車籍が残っており、イベント時に臨時運行しています。現在のところ、臨時運行の予定はありません。

↑大胡駅の構内踏切。

↑ここにもデハ101?

↑ホームの待合室。

来る時に都内で雨が降っていましたが、群馬では降っていませんでした。

↑ホームにあります。

↑これもホームから。

↑デッキ下もカラフル。

↑上電は開業95周年を向かえました🎊

↑試運転を表示して休む700形。

↑大胡に到着した中央前橋行き。

↑赤坂から乗ってきた列車の側面。このあと車庫に移動します。

↑03系の隣に入庫していきます。

↑後続の西桐生行きに乗ります。

↑この日は曇っていたので、赤城山系の山々は見えませんでした。新屋(あらや)ー粕川(かすかわ)間の車窓から。


↑大胡から24分、赤城に到着です。この駅で東武鉄道の特急『りょうもう』に乗り換えます。

↑9:53に赤城に到着後、10:00発の特急『りょうもう20号』に乗り換えられますが、お腹が空いたのでコンビニへ買い物に行きます。なので乗るのは1時間後の列車にします。

赤城駅周辺にはコンビニがなく(たぶん)、赤城駅の売店も閉まっていたので、散歩がてら約15分歩いて、わたらせ渓谷鐵道の大間々駅前にあるコンビニまで行ってきます。


↑赤城駅から大間々駅まで距離にして約1㎞です。直線道路を直進していくだけです。

ちなみに1つ目の信号を右折すると、マクドナルドさんやドラッグストアーのベイシアさんがあります(案内図の「現在地」辺り)。

↑大間々駅(画面奥)の手前にあるローソンさんで昼食を買います。

↑わ鐵こと、わたらせ渓谷鐵道の大間々駅。

↑駅には、わ鐵で活躍して引退した2両の気動車が保存されています。

↑こちらの車両は、わ89形100番台の101号車です。

↑こちらは、わ89形300番台の302号車です。

↑こちらは現役の車両です。『トロッコわたらせ渓谷号』に使用する4両の客車です。両端の車両は元JRの12系客車、中2両は元京王線の初代5000系電車です。

↑『トロッコわっしー号』用のWKT-550形の551号車。相方のWKT510形の511号車も近くで休んでいました。

トロッコ車両の551号車には冷暖房がありません。また、車椅子対応のトイレがあります。511号車は冷暖房完備ですが、トイレはありません。座席はセミクロスシートです。

551号車も511号車も、1両での運転が可能です。『トロッコわっしー号』の運転がない日は、511号車が普通列車の運用に就くことがあるそうです。

赤城駅に戻ってきました。乗る予定の特急『りょうもう22号』の発車時刻(11:03発)まで、まだ20分あります。
↑赤城駅にて。

赤城山へは、前橋駅(北口6番のりば)ー中央前橋駅ー富士見温泉ー赤城山ビジターセンター間を運行している関越交通さんの路線バスになります。

東武鉄道の特急列車は全て指定席です。券売機では窓側・通路側の席が選択出来る他、座席表から好みの号車・席を選ぶことが出来ます。
↑発車の10分前に乗車。

『りょうもう』で使用する車両は200系(200型および250型)です。

↑500系を使用した『リバティりょうもう』も走っています。

『りょうもう』・『リバティりょうもう』は、浅草ー赤城間はほぼ1時間おきに運転しています。他に太田発着が上下各6本、館林発着、伊勢崎発着、葛生(くずう)発着がそれぞれ上下各1本ずつあります。

『りょうもう』は6両編成、『リバティりょうもう』も一部の列車※を除いて6両編成です。

※『リバティりょうもう』15号(赤城行き)・29号(太田行き)・43号(葛生行き)と12号(葛生発)・30号(赤城発)・44号(太田始発)は3両編成です。

『りょうもう』・『リバティりょうもう』とも、全列車で車内販売と自販機はありません。

ローソンさんで買ってきたお昼ごはんを食べながら車内で過ごします。

↑200系の車内。デビューした1991年~1999年の3月までは急行『りょうもう』でした。

↑座席は回転式リクライニングシートです。窓下には折り畳み式のテーブルがあります。

↑各座席には足掛けがあります。

コンセントは200系にはありません。500系は各座席にあります。

↑案内表示器。列車名の後の号数は表示されません。

↑販売を終了した自販機。自販機の右側にある、くずもの入れは使えます。

車内のトイレは『りょうもう』は1・3・6号車にあります。1号車と6号車は和式、3号車は車椅子対応の洋式です。いずれも男女共用です。4号車は全て客室で乗降口はありません。

『リバティりょうもう』は2号車と5号車です(3両編成は2号車のみ)。男性小用と、男女共用の洋式とバリアフリー対応の洋式があります。乗降口は各車両に1ヶ所ずつあります。

↑荒川を渡ると、まもなく北千住です。半蔵門線直通列車、日比谷線、千代田線とJR常磐線各駅停車、JR常磐線、つくばエクスプレスはお乗り換えです。

下車します。

↑約1時間40分もお世話になった『りょうもう22号』をお見送り👮

↑北千住からは千代田線代々木上原方面の電車に乗ります。

↑北千住から25分で東京都港区の赤坂駅に到着です。

隣の駅は、代々木上原側が乃木坂駅(1.1㎞)、綾瀬側が国会議事堂前駅(0.8㎞)です。

駅構造は島式ホーム1面2線です。

↑一ツ木通り方面の改札口を出ます。

↑3b出入口。階段の手前を左に行くとエスカレーターがあります。

↑東京の赤坂と言えばTBS。写真のビルはTBS放送センターです。

↑39階建ての赤坂Bizタワー。

↑左から読んでも右から読んでもAKASAKA。

では、次の赤坂駅に向かいます。千代田線代々木上原方面の電車に乗り、3つ目の明治神宮前〈原宿〉で降りてJR山手線に乗り換えます。

↑新しくなったJR原宿駅。千代田線・副都心線の明治神宮前〈原宿〉の2番出入口と直結しています。

↑原宿から山手線外回り電車で2駅の新宿に向かいます。

新宿からは中央本線の特急『かいじ31号』に乗ります。車両はE353系です。
『かいじ31号』は先頭が12号車、一番後ろが4号車の9両編成です。

特急列車にご乗車の際は特急券が必要です。

券売機では自由席・指定席・座席未指定券の各特急券の購入が出来ます。

中央本線の特急『あずさ』・『かいじ』は全車指定席です。自由席特急券ではご乗車にはなれません。

指定席は窓側・通路側の選択が出来る他、座席表から好みの号車・席を選ぶことが出来ます。

座席未指定券(指定席特急券と同額)では空いている席を利用することが出来ます。座席上のランプが赤であれば空席です。黄色のランプは、この先の駅から指定券を持った乗客がお見えになります。緑のランプは既に発売済みの席なので、その席に座ることは出来ません。

赤いランプでも既に発売済みの場合があります。あとから指定券を持った乗客がお見えになったら、席を譲らなければなりません。

↑E353系は各座席にコンセントがあります。

↑各車両の一番前の席と一番後ろの席には、壁面にコンセントがないため、ひじ掛けの下にもコンセントがあります。

↑東京23区内は比較的ゆっくりと走ります。

↑三鷹ー武蔵境間にある「三鷹こ線人道橋」。

作家の太宰治さんも愛した跨線橋ですが、1929年(昭和4年)に古い設計基準で建設されており、現在の基準を満たしていないため、まもなく(2023年12月頃より)撤去作業に着手する予定です。

この日(12月15日)から17日まで、渡り納めのイベントが行われました。

↑国立駅の手前で国立支線が合流。武蔵野線西船橋方面と中央線高尾方面とを結ぶ連絡線です。

国立支線は、貨物列車や大宮ー八王子間を結ぶ『むさしの号』が走っています。

『むさしの号』は普通乗車券のみで乗れる普通列車で、平日は八王子発大宮行きが2本、大宮発八王子行きが3本、土曜・休日はそれぞれ4本と3本設定されています。武蔵野線用の209系またはE231系8両編成で運転しています。

↑立川ー日野間で多摩川を渡ります。

↑中央本線最初の踏切、日野ー豊田間にある堀之内踏切を通過。東京駅から42.273㎞の地点です。

↑京王高尾線との乗換駅、高尾を過ぎるといよいよ山岳地帯へ。

↑鳥沢ー猿橋間の新桂川橋梁を通過。

↑新桂川橋梁を下から見る。

↑猿橋を通過。まもなく下車します。

大月に着きました。

↑『かいじ31号』をお見送り👮

↑大月で富士山麓電気鉄道富士急行線に乗り換えます。こちらの改札口はJRとの連絡改札口です。

富士急行線はSuicaやPASMOなど、全国交通系ICカードで利用出来ます。

↑富士急行線の6000系。3両編成です。元JR東日本の205系で、京葉線や埼京線で活躍した車両が走っています。

↑6000系の車内。内外装のデザインは水戸岡鋭治さんが手掛けました。

↑富士急行線は各駅とも全てのドアが開きますが、普通列車は冬季期間は半自動になり、ドア横のボタンを押してドアを開けます。

↑大月を発車しました。前方の風景を見ながら行きます。

写真のE353系は特急『かいじ36号』新宿行き(9両編成)です。富士急行線河口湖始発の特急『富士回遊36号』新宿行き(3両編成)に連結するため、ゆっくりと走っています。

↑JR中央本線ー富士急行線直通列車は右の線路を使います。

直通列車は定期列車では新宿発着※の特急『富士回遊』が3往復(E353系3両編成)、東京発着の中央線快速電車が2往復(E233系0番台4両編成)、高尾発着の普通列車が1往復(211系3両編成)設定されています。いずれも大月駅で分割併合を行います。

※特急『あずさ3号・富士回遊3号』は千葉始発です。

行楽シーズンを中心に、臨時特急『富士回遊』も運転しており、一部の列車はE257系5両編成(分割併合なし)で運転しています。

富士急行線内でも特急列車に乗車の際は特急券が必要です。

ただし、富士山ー富士急ハイランドー河口湖間のみ利用の場合は特急券は不要です。普通乗車券のみでご乗車出来ます。

『富士回遊』は全車指定席ですが、富士急行線内のみ利用の場合は、座席未指定券で空いている席を利用します。

富士急行線内のみ運転の『富士山ビュー特急』と『フジサン特急』も特急券が必要です。指定席と自由席があります。

『富士山ビュー特急』は8500系(元JR東海の371系)、『フジサン特急』は8000系(元小田急の20000形RSE)で運転しています。

両車は1991年~2012年まで、小田急線新宿駅とJR東海御殿場線経由で沼津駅とを結んでいた『あさぎり』で富士山の南側を共に走っていました。

現在は場所を富士山の北側に移して、7両編成から2階建て車両などを抜いた3両編成で引き続き富士急行線内を共に走っています。

海老名のロマンスカーミュージアムでは、20000形RSEの先頭車両と2階建て車両を展示しています。

『フジサン特急』は現在、土休日のみの運転です。平日は2/29まで、臨時特急『富士回遊71・72号』の運転に伴い、代替車両で運転しています。

1200形(元京王線の初代5000系)を使用した『富士登山電車』は運休中です。

富士急行線は整理券がありません。ICカードは駅の簡易改札機にタッチします。紙のきっぷは車内でも発売しています。富士急行線は車掌さんも乗務しています。

また途中駅止まり、途中駅始発の列車は設定されていません。全列車が大月ー河口湖間の運転です。

スイッチバック式の富士山駅では、列車の進行方向が変わります。

↑大月を発車した普通列車の次の駅は上大月です。駅間距離は僅か0.6㎞です。

↑大月から13分、赤坂に到着です。

↑山梨県都留市(つるし)の赤坂駅。

隣の駅は、大月側が禾生(かせい)駅(1.5㎞)、河口湖側が都留市駅(1.5㎞)です。

↑こちらの赤坂駅も1面1線の駅構造です。

↑無人駅です。ホームに入って左に行くと、男女別のトイレがあります。男子トイレは洋式のみです。

↑待合室。

↑赤坂駅周辺は、スーパーやコンビニなどお店が多く、充実しています。駅から徒歩5分圏内には、ドラッグストアー、メガネ店、床屋さん、フラワーショップ、ホームセンター、マクドナルドさんもあります。

↑徐塵機「まもるくん」。目が緑色に光っています。ローソンさんのすぐ近くにあります。

↑徐塵機とは、川で流れてきたゴミを取り除く機械だそうです。

↑これが徐塵機の本体。流れてきたゴミをこれですくい取ります。空き缶が1個入っていますが、流れてきたものなのか、誰かが投げ入れたものなのかは分かりません。

↑赤坂駅に到着する『トーマスランド25周年記念号』大月行き。

『トーマスランド25周年記念号』は普通乗車券のみで乗れる普通列車です。

運用は固定されており、ダイヤは下記のとおりです。

平日
大月発→河口湖着
7:55   →8:53
10:00→10:55
13:50→14:46
16:37→17:35

河口湖発→大月着
6:41       →7:36
8:59       →9:53
12:10     →13:10
15:22     →16:25

土休日
大月発→河口湖着
7:54    →8:52
9:58    →10:55
13:50  →14:46
16:58  →18:04

河口湖発→大月着
6:41        →7:36
8:59        →9:53
12:10      →13:10
15:20      →16:25
平日・土休日とも、富士急ハイランド発は河口湖発の3分後になります。

駅の時刻表は、緑文字の時刻と「(トーマスランド号)」と表記してあります。

都合により、車両が変更となる場合があります。
また、上記のダイヤ以外で運転する場合があります。

↑黄昏時の赤坂駅前。

↑まもなく大月行きが来ます。

↑暗くて分かりづらいですが、この車両は『富士急行線開業90周年記念車両』です。

列車が駅に停車すると、車掌さんは駅の出口まで走っていき、ICカードのチェックや乗車券の回収を行っています。出口が前方にある駅では、車掌さんが車内を最前部まで移動して、運転士さんがドアの開閉、車掌さんはホームに降りてチェックや回収、安全確認を行っています。

↑終点の大月に到着です。

↑大月から中央本線の普通 高尾行きに乗り(写真の列車は大月始発)、高尾から京王線で地元へ。

おわりバイバイ