【ステージ4:治療8年目突入】腎臓がんと闘うスロッターkazuのブログ

【ステージ4:治療8年目突入】腎臓がんと闘うスロッターkazuのブログ

2017年 50歳で腎臓がん&肺転移を告知されました(追記:51歳で脳転移再発、55歳で骨髄転移・骨転移を再々発)
<「癌になることは不幸ではない!」製薬企業で長年医薬品開発を生業とした経験から、前向きに治療に取り組み、日々を幸せに過ごすことを伝えるブログです>

ご無沙汰しております。
kazuです。照れ

ブログの更新が1年以上滞り、この期間フォロワーの方々には大変 ご心配をおかけしたこと、大変申し訳ございません。

(おまけに、今回投稿するにあたり、 前回2024.11に投稿したブログ記事を誤って削除してしまいました。申し訳ありません)


入院中というショッキングなタイトルですが、今すぐ命にかかわる様な状況ではなく、体調は安定しているのでご安心ください。

現状の詳細については、【治療歴】の後に記載しましたので、御覧頂ければ幸いです。

【自己紹介】

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製薬企業で長年医薬品開発に携わっていましたが、50代目前でステージ4の腎臓がんに罹患しました。


医薬業を何も知らない人が単に夢物語を語るのではなく、医薬に長年携わっている者がステージ4の癌患者となって、医療の限界を十分に理解し、何名かの療友の死など悲しい現実に触れてもなお絶望など全く無く、希望を持って日々を幸せに感じて生きている姿を書くことを目的としているブログです。

また「患者ファースト」の観点から長年医薬業に携わる立場として、ブログを通じてがん治療に対する「正しく有益な情報」を提供し、皆さまのがん治療の理解を深めることでお役に立ちたいとも考えております。

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【治療歴(2026.1.更新)】

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2017年7月に半年以上咳が止まらない自覚症状がきっかけで腎臓がん(腎細胞がん)が見つかりました。


発覚時には既に肺に無数のがんが転移しており(ステージ4)、また原発巣の腎臓の腫瘍は10cmを超える大きさでした。
同8月に原発巣の左腎臓を除去。
同11月から当時未承認だった「キイトルーダ+インライタの併用」の薬物療法の治験を開始しました。

化学治療により肺の腫瘍は消失or縮小となり、仕事と治療を両立するという良好な治療経過だと思ったのも束の間、2019年1月に左半身痙攣麻痺でぶっ倒れて救急搬送。
MRI検査により、新たな脳転移が原因であることが発覚しました。
同2月に放射線治療(サイバーナイフ)を行い、幸い脳の腫瘍はほぼ消失しました。
また痙攣といった後遺症も、薬物治療により約半年で治まりました。

キイトルーダの副作用である「甲状腺機能障害」や、インライタの副作用である「手足症候群」、「下痢」に悩まされながらも、主治医との協力の基、別の薬による対処治療や減薬・休薬の組み合わせてQOL(生活の質)を維持出来るレベルを上手く調節し、再び仕事と治療を両立しておりました。

2019年12月にはキイトルーダの治験規定投与回数35回が終了。
その後はインライタ単独投与としての治験(現在は製造販売後臨床試験に移行)として6週間毎の腫瘍科の診察と約3カ月毎のペースでのMRI検査、CT検査で肺と脳の定期観察を実施していました(2022年12月まで)。


2022年11月中旬以降突然腰痛が発生し、12月には全身に痛みが広がり、また痛みで夜もまともに眠れない状況になります。
2022年12月28日の血液検査で炎症反応を示すCRPが30越えと異常な数値であることが判明し、緊急入院。
原因は、世の中で殆ど臨床例が無い「腎がんの遠隔転移(骨髄転移及び骨転移)」。特に短期間で急激に腎がんの骨髄転移が広範囲に広がる事例はこれまで無いとのこと。
腎がんの再発転移・増悪という結果から、治験は約5年3カ月をもって中止となりました。

2023年1月20日、骨髄転移及び骨転移に対する新たな薬物治療としてオプジーボ+ヤーボイの併用療法(点滴投与)を実施(それに伴い、約1週間の入院)。平行して、癌の骨転移に有効な分子標的薬(ランマーク)の投与も実施。

2023年3月2日、3週間毎での点滴投与を行っていたが、3回目の投与以降肝機能障害の副作用が発現(グレード2相当)。
過去にキイトルーダ(オプジーボと同じ抗PD-1抗体薬)で肝機能障害の副作用は無かったことから、ヤーボイの副作用の可能性と推察。
治療をいったん中止して肝機能の自然回復を試みる。

2023年4月21日、肝機能障害がかなり改善したことから、オプジーボ単剤での点滴投与を再開。
(オプジーボ+ヤーボイ投与は残り1回だが、再投与すると再び肝機能障害の副作用が発現する可能性が高い為、暫くは2週間毎のオプジーボ単独投与)

2024年2月8日、脳転移の再再発が発覚。翌2月9日~29日まで入院し、脳の浮腫を取るためのステロイド治療を実施。
その後、2月26日~3月1日、3月4日~11日にかけて放射線による全脳照射治療を実施。加えて、1回残っていたオプジーボ+ヤーボイ投与について、がん細胞への効果を期待してこのタイミングで実施。
放射線治療により脳転移した腫瘍の縮小を確認。
その後は4週毎のオプジーボ単独投与を継続実施。

2024年11月、背中、腰、あばら骨などの痛みが強くなる。PET-CTで確認するも、新たな骨転移などは無く、原因不明で経過観察となる。この検査過程で、以前副腎に癌が転移し、現在は落ち着いていることが判明。(主治医は認識していたが、私には正確に伝わって いなかった模様。なおこの副腎転移も含めて体のほぼ全身に渡る6回の転移を経験しているので、特に驚きは無し)


その後2025年6月に整形外科も受診したが、痛みは整形外科的な問題ではないとのこと。
原因は不明のままだか、副腎転移の影響で腰痛が起きている可能性はあると、内分泌代謝課の医師からコメント有り。

2025年11月18日、皮膚科にて手術(下腹部の肥厚性瘢痕2箇所)。因みに良性で腎臓がんとは関係無し。

2026年1月15日、オプジーボ点滴投与のため、事前の血圧検査をしたところ、肝機能数値が悪化していることが判明。オプジーボ投与を急遽中止し、肝機能数値の経過観察を行っていたが、1月20日に肝機能数値が基準値の50倍以上の値が出たため、緊急入院となった。

現在ステロイドパルス投与による点滴治療中(2026年1月29日現在)

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急な話ですが、今病院に入院しております。(2026/1/21から約2週間の予定)
実は先々週からオプジーの副作用(IrAE;自己免疫疾患)で肝機能の数値が悪化して、オプジーボ点滴投与は一時中断してしばらく経過観察(肝機能数値の定期検査)になりました。

そして1/20に血液検査をしたところ、 肝機能数値が基準値の50倍以上の値が出たため、緊急入院でのステロイドパルス投与による治療が必要となり、現在に至っています。
体調自体としては自覚症状的には特に変化がないので大丈夫です。
入院中のステロイド投与で徐々に肝機能数値も下がっているので、ステロイドを減量しながら数値が安定することを確認していきます。

急な話で私自身びっくりしましたが、主治医からは、オプジーボのような免疫チェックポイント阻害剤の副作用(IrAE)はどのタイミングでも発現する可能性があり、場合によっては投与終了後数年後に発現する例も稀にあるとのことです。

自分は8年前のキイトルーダ投与でIrAEで甲状腺ホルモンがやられて、また3年前のヤーボイ投与が原因で今回と同じ肝機能障害が起きているので、比較的IrAEになり易い体質なのかも。

ただオプジーボ単独投与を2年以上行って、目立った副作用は何もない状態でIrAEの副作用が急に発現したことは、正直驚きました。

ただ8年前に腎臓癌の肺転移ステージ4が発覚してから、脳転移2回、また今まで世の中に症例がない骨髄の全身麻酔転移、そして骨転移、更には副腎転移という修羅場を何度も経験している身からしたら、今回は「また転移か!」という訳ではないので安心しております。

早く肝機能障害を乗り越えて、オプジーボの治療が1日でも早く再開出来ることを願うばかりです。 

<参考>服用している薬の一覧

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【がん疼痛に対する痛み止め(医療用麻薬)】
・オキシコドン;9時5mg×1錠、21時5mg×2錠 1日2回服用

【解熱鎮痛剤】
・カロナール錠;1日3回服用(朝昼夕食後)
・ナイキサン錠;1日3回服用(朝昼夕 食後)

【便秘薬(下剤)】
・スインプロイク錠;医療用麻薬(オピオイドに)より起こる便秘症の治療薬:1日1回服用(朝食後)
・アミティーザカプセル;慢性便秘症の治療薬:1日2回服用(朝夕食後)
・センノシド錠;緩下剤1日1回2錠服用(夕食後)
・グリセリン浣腸;下剤 2日に1回使用

【痔疾患治療軟膏】
・ボラザG軟膏;適宜患部に使用。

【胃酸抑制剤】
・タケキャブ錠;胃酸の分泌を抑える消化性潰瘍治療薬:1日1回2錠服用(夕食後)

【整腸剤】
・ミヤBM錠;酪酸菌を主成分とする整腸剤:1日3回服用(朝昼夕 食後)

【痙攣発作予防薬】
・イーケプラ錠;1日2回服用(朝夕食後)
 →脳転移後、痙攣発作予防のため服用。

【甲状腺ホルモン剤】
・チラージンS錠;1日1回1錠100μg服用(朝食後)
 →キイトルーダの副作用(irAE)でホルモンを生成する甲状腺が破壊されたため、一生服用が必要。
 
【副腎皮質ホルモン剤】
・コートリル;1日2回服用(朝、夕食後)
 →オプジーボ+ヤーボイの副作用(irAE)で下垂体機能低下症を発症したのと、副腎転移のため、副腎皮質ホルモンの補充を行う。

【カルシウム製剤】
・デノタスチュアブル配合錠;1日1回服用(朝食後)
 →骨転移の治療薬として、体内にカルシウムを補充する。

【高脂血症治療剤】
・ロスバスタチン錠;血中コレステロールを下げる薬:1日1回服用(夕食後)
 →元々の体質(高脂血症)に対する予防薬

注)カロナールとロスバスタチンは、肝機能数値を悪化する副作用があるため、入院中は休薬中。

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PS.コメントはすぐにはお返しできないかもしれませんが、その点は ご了承ください。

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治療中の方は良い効果が得られますように!

経過観察中の方は、良好な状態がずっと続きますように!

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