どちらにも共通するのは
メンタルクリニックに通う人たちと
精神科のドクター。
心に沁みる物語と
愉快で楽しい物語
読後感は全く違います。
が、2冊どちらも良かったです
『夜空に浮かぶ欠けた月たち』
窪美澄
純喫茶とメンタルクリニック
そこに来る人たちのお話です。
7話の短編なので読みやすい。
が、
心にグッと迫るものがあります
気持ち、伝わってくるなぁ
辛いことや困難にぶち当たり、
立ち止まったり…
心を痛めたり…
打ちのめされたり…
でも、きっと乗り越えられる
自分の力で
時には周りの助けを借りて。
つらいのは自分だけじゃない。
辛い経験をしたからこそ
人の痛みがわかる。
誰かが辛そうだったら
さりげなく寄り添ってあげる
みんなお互いさまね。
人のあたたかさや優しさ
読んでる私までほっこり
しみじみといいお話でした。
『空中ブランコ』
奥田英朗
伊良部シリーズ3作目の
「コメンテーター」がとても面白かったので
2作目を早速図書館で借りてきました。
精神科医・伊良部シリーズの第2作目
2004年、第131回直木賞受賞作品です。
やっぱり、面白い
伊良部先生の大きな器
ヤクザさんも手なずけてしまう
ふくよかな体型と同じく
どっしり安心感があるな
ところが、私の頭の中で
ある妄想が…↓
GW中やたらTVに出まくってた
旅行アナリストの鳥海高太朗さん
と
精神科医・伊良部
ふくよかなイメージが重なる
伊良部=鳥海
頭から切り離したいのに…
あぁー離れないぞ
カッコいいイケメンなら
妄想も大歓迎なんだけどなぁ