今日は寒かったですねぇ。
家から一歩も出ず、ずっとおこもり。
おまけに風がピューピューゴーゴー吹き荒れ……
隙間風が入ってくるのでは?というほどの強風
ま、入ってきませんが…
『墨のゆらめき』
三浦しをん
登場人物が少なくてとても読みやすいです。
ちょっと切なくも優しくて、ほっこり
いいお話でした!
真面目で人当たりのいいホテルマンと、イケメンで破天荒だがどこか陰のある書道家。
書に魅せられ、書道家の片棒を担ぐことになるホテルマン。
してやられた感がね、なんとも可笑しい
ふたりの付かず離れずの関係もいい
ところが、
次第に書道家の悲しい過去が明らかに・・・。
どうにもならない事や人に言いたくない過去、若気の至りとか、あるよね。
過去は過去!今が大事ね。
優しく強く
ありたいな。
あ、そうそう!
もうひとり?忘れてはならないのが・・・
書道家の猫ちゃんのカネコ氏
(名前がなんともね)
場を和ませてくれる存在
微笑ましく愛らしい
筆を手に机に向かう
こんな静かな落ち着いた時間も大切ね。
墨の匂いを思い出しました。
『朱色の化身』
塩田武士
今まで読んだ塩田さんの作品はどれも好きです。
特に「グリコ森永事件」をもとにした「罪の声」は感動しました
ところが……
今回は登場人物がとても多いのです。
登場人物が多いのは苦手なんですよ
もう最初からつまずく💦
冒頭に”登場人物の紹介”があるのですが…
でも、いちいち振り返っていられない。
途中で読むのをやめようか……でも悔しい
つまずいて消化不良のまま、なんとか読み終えました。
男に振り回される悲しい親子三世代。
謎の失踪をした珠緒を追い、真相を求める大路。
珠緒の過去を語る関係者の証言により、じわじわと真実が明らかになっていく。
(証言の内容と人数が多すぎて…)
ストーリー展開はとても良いのですが…
珠緒を追う大路のキャラ像が薄いような。
人となりが浮かばないのが残念