MOVIX宇都宮にて 「護られなかった者たちへ」 鑑賞。
ベストセラー作家・中山七里の同名ミステリー小説を「8年越しの花嫁 奇跡の実話」の主演・佐藤健と瀬々敬久監督のコンビ、阿部寛の共演で映画化。佐藤が容疑者の利根役、阿部が利根を追う刑事・笘篠役を演じるほか、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都らが脇を固める。
東日本大震災から9年後、宮城県内の都市部で全身を縛られたまま放置され餓死させられるという凄惨な連続殺人事件が発生した。被害者はいずれも善人、人格者と言われていた男たちだった。宮城県警捜査一課の笘篠誠一郎は、2つの事件からある共通項を見つけ出す。そんな中、利根泰久が容疑者として捜査線上に浮かび上がる。利根は知人を助けるために放火、傷害事件を起こして服役し、刑期を終えて出所したばかりの元模範囚だった……。
トモの採点 90点(100点満点中)
心に沁みる深いお話でした。
とても良かったです。
東日本大震災で家族を失い、家も仕事も失い、
皆、心に大きな傷を負いながら生きている。
震災で生活保護受給者が増え、
一方では不正受給も増える。
福祉事務所は上からの圧力がある。
皆、やり場のない苦しみを抱えている。
社会や他人に迷惑をかけたくないという思いから生活保護を受けず、一人静かに力尽きる人もいる。
生活の困った人たちを護るものが福祉なのに!
役者さんはみなさん本当に素晴らしいです。
佐藤健さんの目、すべてを語る目にも引き込まれました。
エンドロールの桑田さんのメロディー
グッときます!
もっと早く物語の中で流れたら、きっと涙が止まらなかった…。
東日本大震災から10年、そして今のコロナ禍
この時期に映画化されたことは意味のあることだと思います。