カズが書きま~す。
先日の別府大分毎日マラソンで優勝した公務員ランナー川内優輝選手。
実業団に所属していないのになぜ強いのか、
どんな練習しているか、調べてみました。
長い練習時間の確保と月間1000キロを超える走り込みが、
これまでのマラソン界の常識でした。
実業団選手が優遇されているのはこの点。
しかし川内選手は、
実業団選手とは一線を画す練習方法をしています。
平日の練習時間は2時間で、
月間走行距離は500~600キロしか走らない。
練習時間としては部活動並みです。
公務員としてフルタイム働きながら、
平日は、出勤前の2時間を使って走り込み、
休日は、集中的に練習を行い各地で開かれるレースを転戦。
エジプト国際マラソンで優勝してから帰国した翌日に駅伝に出場。
ここ3週間で5戦、
福岡国際から別府大分まで、この2ヶ月で4度のフルマラソン。
マラソン界ではありえない連戦につぐ連戦。
レースとレースの間には長い「インターバル(出場しない期間)」が必要というのが常識でした。
しかし川内選手は、2~3ヶ月以上レースの間隔が開いてしまうと
「疲労回復」や「走り込み」と同様に重要な「レース勘」や「モチベーション」が鈍るという。
一見、マラソン大好き・マラソン馬鹿の市民ランナーに見えますが、
大会参加は実践練習と捉えているんですね。
だから、フルマラソンに限らず駅伝でもハーフでも出られる大会は何でも出ちゃう。
日本陸連などからは「怪我に繋がる」として頻繁に出場するのをやめるよう促されていたが、
実戦経験が積める、給水もあって記録も取ってもらえる、またライバルもいるから、
「疲れを抜くところを間違えなければ、必ずプラスになる」という理由で、
積極的に参加しているそうです。
過去に何度か実業団の強豪チームからスカウトを受けたこともあったが
「今のスタイルで結果が出ている」として頑なにスカウトを断っているそう。
SBからDeNA陸上部に移った瀬古利彦監督の誘いを断り、
もう指導者に従うつもりはないと宣言しています。
また食事については、
レース前には行うとされている食事制限も
「前に行ったが身体に合わなかった」という理由で一切行っていないとか。
別府大分毎日マラソンの前日にはカレーライス大盛り3杯食べたそうです。
大事な勝負の前に食べる勝負飯、川内選手はカレーライス!
このように、日本のトップランナーとしては、
何から何まで型破りで凄いなぁと思います。
しかし、面白いところもあるんですよね。
昨年の東京マラソンで14位に終わって期待に応えられず誠意を示すために丸刈りになったり、
エジプト国際マラソンの際にはパスポート忘れたり‥。
川内優輝選手、
これからも頑張ってほしいと思います!
(名前が「優勝に輝く」ですからね~)