急遽、
あるライブのチケットを
1枚入手出来たので
久しぶりに参加することに。
曇り空の日
夫と娘と散歩がてら
グッズ売り場に並んだ。
思いの外、晴れてきて
気温が上がって
娘の顔が赤くなってきていた。
前に並んでいたファンの
おふたりが
後ろを振り返るやいなや
ニコニコと娘にも日傘がかかる
ようにしてくださって
「いいもの持ってるよ~」と
ハンディファンを向けてくれる。
娘が短下肢装具を着けている
のを見て、
「ウチも前着けていたんだよ」
と、色々お話もしてくださった。
詳しくは聞かなかったが
想像するに
お子さんが
娘と同程度かそれとはまた違う
障害をお持ちなのかなと思った。
私は娘を妊娠した時に
小学生くらいになったら
一緒にライブに行ったり
楽しいことを沢山したいと
夢見ていただけに
毎回、
ライブツアーのお知らせを
目にするたびに
障害のせいで!
障害のせいで!!
と、いつも自分の境遇を
嘆いていた。
ライブに行きたいという
気持ちすら湧かない時期も
長らくあった。
これだけ沢山のファンが
いるのに、
こんな思いをしているのは
私だけだ!
くらいに思っていた。
そんな私に
こんなにも偶然に
そして奇跡的に
大変な思いをしているのは
お前だけじゃないんだよ、と
気付かせてくれた気がする。
頭では理解していたつもりだったし
そう言われたこともあったけれど
実際目の当たりにして響きました。
それに、そのファンの方は
優しくて、その中にも
強さを具えていて
本当に素敵に見えた。
ファンにとってライブは
大イベントなので
娘が大きい声を出して
迷惑がられたりしないかと
気を張っている私を
寛容さで包んでくれた。
もっともっとお話して
いたかったけれど
グッズ売り場の順番が来て
別れた。
てんかんの子は暑い場所は
避けるべきかもしれないし
癇癪を起こす子なんて
列に並ばせるべきじゃないと
思う方ももちろんいるでしょう。
でも、
そういう事を言わずに
娘の為に
楽しい雰囲気を作ってくださった
そのファンの方々に
とても感謝しています。
その場で発した
簡単なお礼の言葉程度では
伝えきれなかったので
ブログにしました。
見てはいらっしゃらないと思いますが;
私もいつか
誰かの為に手を
差し伸べられる人になりたい。
そんなことを思った
梅雨の日でした。
私の推しは
ファンも最高です。
ちなみに娘は
安室奈美恵さんの歌を
よく鼻歌で歌っています。