こないだの先週の話であるが
友達のヨシが台湾で覚えてきたという
チャイナマン鍋というのを作ってくれた。
中国の訳のわからない調味料をふんだんに使ったこの鍋
美味である。
そして鍋のお供に辛口の酔鯨でのどをうるおすのであった。
これまた美味である。
そして次の日の早朝
ヨシとユーキとクロスっちとミホちゃんと俺で
釣りにでかけたのであった。
狙うは大物である。
形が大きいものでないと持って帰れないそうな。
しかし寒い。
海上は尋常じゃないほどの寒さである。
なめてかかっていた俺達は
船の中で日本酒を飲みながら
暖をとっていたのであった。
寒いときは日本酒が体の中から暖めてくれる。
次回はお湯を持ってきて、燗にしようなどと
話しながら1時間くらい船は進み
ポイントに到着
エサはカニである。
半分に切ったカニを食べるなんて贅沢な魚もいるもんだなぁと
針にカニを通す俺達の手は
カニ味噌まみれであった。
それはそれで贅沢な気分であったが
匂いは2日間取れなかった。
ヨシが
「キノさん、サメ釣ってくださいよ~」
と俺に言うので
「サメでもシャチでも釣りあげちゃるたいね!!」
などと言いながら釣りが開始された。
すると俺のサオがググッとしなり
ものすごいアタリが来た。
「なんだこれは!?マグロじゃないとか!!!」
などと言いながらグイグイとリールを巻き巻きしたら
本当にサメが釣れてしまった。
ビックリである。
近くでみるとジョーズさながらであった。
さすがアメリカと感心した。
このジョーズはちゃんと食べようと、バケツにキープさせてもらった。
すると立て続けにユーキにも
ブラックフィッシュという魚が釣れた。
良い形である。
こいつは刺身がうまい。
結局6時間ほどの釣りで俺達の釣果は
サメとブラックフィッシュの2匹だけであった。
その間にも色々釣り上げたがサイズが小さかったりしたので
リリースしたのだ。
ヨシはというと
こんなかわいいのを釣り上げてご満悦である。
サメはその場で船乗りのお兄さんが豪快にさばいてくれた。
さばいた後の骨などを狙って
疾走する船の後ろをカモメが追いかけてくる。
そして家に帰り
2日連続のチャイナマン鍋と刺身
湯通ししたサメの切り身をショウガと一緒にポン酢か醤油でいただいた。
中国ではこうやって食べるそうだ。
さすが中国4000年の歴史である。
サメはうまかった。
楽しい思い出をありがとう。
今度はサバとかブリを食べたいぜ!!
また行こうぞ釣りバカ達よ。