前ホーク変形は危険⚠ | 自転車、車イスのメンテ工房 彩くる

正面衝突等による、前ホークが後方に変形

前ホークの強度が低下して危険と考える!

このように前ホークが変形する現象により、衝突時の衝撃打撃を吸収

(エネルギー吸収)してくれるので、乗員へのダメージを軽減してくれる。

 

※もし、前ホークがかちんかちんの材料では正面衝突時にエネルギー吸収

  が働かず、乗員が前方に投げ出され大変なことなり兼ねない。

 

 この状態で自転車の使用をつづけると2次災害の発生の危険性

    ある、従って前ホークの交換が必須ダ!

 

❷Fドロヨケとペタルの隙間(トウクリアランス)が極端に少ない!

実車画像

・事故車のトウクリアランス≒45mm(NG)

 ・・・・安全に必要なクリアランスは、85mm以上が必要とされる。

 

前ドロヨケに足(靴)が接触しハンドルがきれない

 

◇参考:トウクリアランス

・JIS規格=89mm以上

 

❸前ドロヨケがフレームに接触!

前ドロヨケがフレームに引掛りハンドルがきれ辛い

 

 

【修 理】・・・参考

 

①事故車から前ホークを取り外す。

 

②事故車の前ホークのステム長さをメンテ用にカット位置を印する。

 

③ステムをカット

 

④カット面のバリ取り

 

⑤他の部品を含め、元の車両に組み付ける。

  ❶フレームと前ドロヨケとのクリアランスが正常な状態になるニコニコ

 

  ❷Fドロヨケとペタルとのクリアランスも正常な状態になるニコニコ

・クリアランスがNG時の≒45mm→≒130mmになる!

 ・・・これで「安心・安全」ダ!

 

◆修理完了!