籐のバスケットは、当時(30数年前)のオプションで大変高価なものでした。
現在、この状態で残っているのは、奇跡!・・・保管状態が良かったためでしょう。
ご依頼内容は、この状態では実用性に欠けるので、ERASIA(ユーラシア)の雰囲気を損なわず、後方にバスケットを装着することです。
■オーナー様は、当時ERASIA(ユーラシア)をご購入した方(母)の娘さんです。
1.ERASIA(ユーラシア)をチョットご紹介
(1)クロモリ・ミキストフレーム
錆びもなく綺麗です。
(2)センタプルブレーキ
(3)サドル
最近この様なバネ式を見かけません。めずらしいです。
(4)ボトルゲージ
最近の物は、丸形ですが四角です。
・リアキャリア・・・首部は、バックホークにバンド直止め、足は、バック爪止めを手配。
・リヤバスケット・・・オーナー様のご要望で、デザイン性より実用性を重視、また、フロントより濃い目の色の籐風樹脂製。
■前後バスケットの色が合わないのがやっぱり残念だ!
オーナー様は、希望通りで大変喜んでいる様だが、小生は納得できないって感じかな。
******数日後*******
3.フロントバスケットを実用性のあるアルミ製に交換のご依頼
※通勤に使用するため、籐のバスケットはカビが出るし実用性に欠けるとのこと
■現状のフロントキャリアに、合致する物を見つけることに時間が掛かった。
条件・・・アルミ製・リヤバスケットに合うデザイン・現状のフロントキャリアに取付られ、オーナー様も小生も納得できるもの
4.フロントバスケット
背板のみで底板はありません。
5.底部取付板
・リヤバスケット取付金具を加工・・・Fドロヨケとフロントキャリアを固定
6.底部取付
リヤバスケット取付金具を使用:フロントキャリアとバスケットをサンドイッチ
7.背部取付
・リヤバスケット取付金具を加工し、フロントキャリアをサンドイッチ
8.完成
■出来ばえは、強度もデザイン性共に上々・・・・と、自己評価