ある事に気付かされる時がある。
自分がこちら側の人間かあちら側の人間か。
幼い頃からそういう事に敏感であったし、今もそうなのであろう。
オレが言うあちら側の人間とは、この世の中を形成している大半の人々だ。
まあ、サラリーマン気質の人達といいうところだろうか。
作られたレールの上に乗っかって、特に自分の考えもなく一生を終えていく人達とも言えるかもしれない。
オレもそのレールに乗っかって生きていく事も出来た。
でもそうしなかった。そうじゃない何かが自分の中にあったし、
それに忠実だったからだ。
そうする事によってどこかで野垂れ死にしてもいいと思った。
自分に嘘をついて、嘘をついて、それから逃れるために、苦し紛れに、やっている行動が目に付く。
オレはこれからどうなろうとも、自分には正直だ。
チャールズ・ブコフスキー。
彼がその模範だ。
ロンドンに留学している時にクラスの先生がお薦めしてくれた。
彼は作家でもあり、詩人でもある。
彼の小説はほとんど読んだ。
酔いどれ詩人で言動も破天荒なんだけども、どこか憎めない。
U2のボノも彼が好きでコンサートに無料で招待していた。
彼と出会えてよかった。