Happy 80th Birthday, Keith! | カズモのロックなブルックリン▪︎ライフ!

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ブルックリン在住のシンガーソングライター、わたくしkazmo grooveが日々の暮らしや感じた事を綴っていきたいと思います。

 

1990年2月14日、東京ドームでローリング・ストーンズの初来日コンサートが始まった。

 

まだティーンエイジャーのオレは一番後ろの方の席にいた。

 

いきなりキースが出てきて、"START ME UP"のリフを弾いた瞬間、涙がとめどなく流れ出た。

 

あの憧れのキースと今、同じ会場にいる!

 

高校の時は夜の犬の散歩の時にウォークマンで彼の最初のソロ、

"TALK IS CHEAP"を聴きながら、近所の河川敷でマルボロを吸っていた。

 

 

鈍行列車の長旅のお供はいつもストーンズの"EXILE ON MAIN ST"。

 

 

このミックとキースがウィスキー片手に歌う姿にしびれた。

 

 

その後、オレはNYに留学。

 

キースのセカンド・ソロアルバム、"MAIN OFFENDER"が発売される。

 

 

ダウンタウンのブロードウェイにあるタワーレコードの前を通りかかると、長い行列が。

 

なんとキースが新譜のプロモーションの為のサイン会が行われるらしい。

 

オレは列を無視して無理やり店内に入ろうとしたら、スタッフに止められた。

 

「おい、だめだ。お前もキースを見に来たんだろう?」

 

「え?キースって誰?自分はモーツアルトとチャイコフスキーのCDを買いに来たんだけど。」嘘をついた。

 

「ああ、そうなのか?じゃあ入っていい。」

 

クラッシック音楽のセクションは階段を登ったバルコニーにある。

 

そこでCDを選んでいるふりをしながら、キースの到着を待つ。

 

とうとう現れた!マルボロをふかしながら。生キースだ。

 

かっこよかった。

 

あれから時が流れて、彼も80歳になる。

 

KEEP ON ROCKIN', KEITH!