統合失調症、低血糖症、うつ病のオーソモレキュラー療法サイトより
私たちの日常活動で必要となる最低限のエネルギーは基礎代謝と言われるものです。この基礎代謝に必要なエネルギー(ATP)は、糖質・脂質・タンパク質から作られます。しかし実際には、脂質由来のATPが40%を占めるといわれています。
つまり日常生活を最低限送るためには、脂質をしっかりと代謝してATPを産生しなくてはならないということになるのです。
脂肪は、糖質のように効率よくエネルギー産生のサイクルに入ることができません。
エネルギー産生の主な場所であるミトコンドリアに入るために、カルニチンというアミノ酸を必要とします。
このカルニチンというアミノ酸は、私たちの体内で合成できるアミノ酸です。
体内で合成するために必要なアミノ酸で大切なものはメチオニンという動物性タンパクに含まれるアミノ酸です。
ビタミンCは、体内でカルニチンを作るために最も重要な経路に関係する重要な栄養素なのです。
こうして考えると、ビタミンCが疲労に効果があるのは、単純に活性酸素の除去によるものではなく、脂質からエネルギーを作る過程で必要不可欠な栄養素であるためと考えることができるのです。
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