レシチンについて3 (1) | もものブログ

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41歳。元々疲れやすい体質で最近は更に体調悪化…でも少しずつ改善中。
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レシチンは人間の体に必要不可欠な栄養素

●レシチンとは、いったいなんですか?
 レシチン(Lecithin)という名前はギリシャ語で卵黄を意味するLekithos(レキトス)から出た言葉で、リン脂質(フォスファチド)と呼ばれる脂質の一種なのです。
 われわれの体は、水溶性のものと脂溶性のものから成り立っていますが、その仲立ちをするのがレシチンなのです。
 人間も含めて、生物は細胞からできていることはよく知られていますが、細胞が細胞膜を通じて物質を取り入れたり排泄したりできるのもレシチンがあるからなのです。
 細胞の原形質は、タンパク質を主として、これに核酸や脂質やいろいろな塩類溶液がまじってできたコロイド状の物質で出来ており、レシチンを構成するリノール酸、イノシトール、コリン等は動脈硬化や肝硬変の予防に役立ち、新陳代謝を促進する機能があるので、体の構成単位である細胞から老廃物を排泄させて、若さを保つ作用が重要視されています。
 つまり、レシチンとは、生命の基礎物質であって、人体のすべての細胞の中に必要な栄養分を吸収し、不要な物質を排泄する出入口の門番の役目をしているものなのです。


●レシチンにはどんな働きがあるのですか?
 人間の細胞の数は約60兆個ともいわれていますが、これらの細胞は毎日いくつかが死に、いくつかが再生されて、約3~6年もすると全部の細胞が新しく入れ替わってしまいます。
 これらの一つ一つの細胞に必ずレシチンが含まれており、全部のレシチンを足した数字が体重60キログラムの人で600グラム程度あります。
 我々の身体に必要な栄養は血液で運ばれます。特に脂肪がエネルギーとして利用されたり、貯蔵されたりするのには、タンパク質と結びついて血液の中を移動しますが、このタンパク質と脂肪を結合させるのにレシチンが必要です。
 また、水と親しみにくい脂肪であるコレステロール、中性脂肪、脂肪酸等と一緒になって、それらを水に溶けやすくする役目もしていますし、更に細胞の中から、コレステロールを取り除く時に働く酸素の作用を助けたりします。このようにレシチンは、体内いたるところの細胞膜や細胞の核の中にあって、毎日新しい細胞を作り、細胞に必要な酸素や栄養分を吸収し、不必要な物質を排泄するオペレーターの役目をしているのです。このオペレーター(レシチン)が減って、新しい細胞を作れなかったり、また栄養分や酸素が十分入ってこなかったり、不必要な物質が出て行かないで細胞の中に溜まったりしますと、たちまち細胞はエンストを起こしてしまいます。
 ですから、レシチンの働きというものは、細胞が常にエンストを起こさないように、細胞膜をきれいにし、どんどん新しい細胞が生れる働きをしているのです。
 つまり、細胞の一つ一つをみずみずしく保つ働きをしているといえます。

●年と共に減る、人間の細胞の数
 脳や神経、胃、腸、皮膚、髪の毛など、人間の身体のすべては細胞が集まってできているのです。
 私達の細胞はいくつかは死滅し、またいくつかは再生されるのです。しかし、年と共に再生される細胞の数は減り、反対に死滅する細胞の数が増えて来ます。約60兆個あるうちの70%が死滅すると人間は生きていけないといわれます。レシチンと細胞との関係は興味深い重要課題です。細胞は人間にとって最も大切なもので、今後益々研究が進められていくことでしょう。
 細胞の原形質は、タンパク質が主体であり、これに核酸や脂質(レシチン等)などいろいろな塩類溶液が混ざってできたコロイド状の物質です。
 ここでたえず物理的な化学変化が起こって、細胞のまわりから栄養素を取り入れたり呼吸をしたり、またエネルギーを発生したりして、細胞は生きているものなのです。


●レシチンはどうして必要なのですか?
 細胞が完全に栄養を摂取することが健康体でいられる基本といえますが、しかし細胞を養っていく上での栄養効率は、細胞の種類はもちろん、各々の細胞の状態によって差があります。
 ですから我々の体内のすべての細胞が、いつでも完璧な栄養摂取を行える状態が保たれなければなりません。
 細胞が完璧な栄養摂取を行えなくなると、細胞の働きが低下して、健康が維持できなくなり、最後にはいろいろな病気を誘い込んでしまうことになります。
 レシチンというのはすでに述べたように、人体のすべての細胞の中で必要な栄養分を吸収し、不必要な物資を排泄する出入口の門番の役目をしているわけですから、体内のすべての細胞には欠かせない成分で、各々の細胞の働きに応じた化学構造をしたレシチンがあるわけです。
 現代人はレシチンが不足していると警告されており、アメリカなどの家庭ではビタミンEの摂取の浸透に続き、レシチンの摂取が急速な勢いで伸びているのです。

●細胞の仕組みと働き
 細胞膜の構造はサンドイッチに似ています。表と裏のパンに相当する部分は、タンパク質でできています。サンドイッチのパンの間には、例えばハムが挟まっていますが、細胞膜でもハムに相当するものが挟まれています。それは、リポイト(類脂質)です。リポイトにはレシチン(リン脂質)(50%)、糖脂質(25%)、コレステロール(25%)の3種類が含まれていて、レシチン(リン脂質)と糖脂質は自動扉の役目をし、コレステロールは壁の働らきをします。
 しかし、コレステロールだけになったら、自動扉の役目はなくなり、物質の補給は断たれ細胞は生きていけなくなります。
 ここでも血液の時と同じ様に、レシチン(リン脂質)とコレステロール等とのバランスが必要です。
 細胞膜の働らきを示す1つのお話をしましょう。
 糖尿病という病気は、インシュリンという膵臓から出るホルモンの分泌が少なくなったために、血液中のブドウ糖が増えている病気です。このインシュリンは細胞の活動エネルギー源であるブドウ糖を細胞の中に押し入れる役目をしているが、このインシュリンの量が少なくなるとブドウ糖は細胞の中に入りにくくなり、そのために血液中にブドウ糖が増え血糖値が上がるのです。ここに細胞膜の働きがあります。即ち細胞膜が、故障していれば、ブドウ糖が中に入りにくくなります。
 このようにして細胞に対する活動源のブドウ糖の補給が悪くなると、細胞機能は低下し、そのため身体が疲れる、スタミナがなくなる、口が乾くなどの糖尿病の症状が出てくるのです。

レシチンは生か死か、二者択一を決定づける栄養素

 レシチンは大豆や小魚、卵の黄味に多く含まれている生命の基礎物質で、人体に不可欠なものです。
 もし、このレシチンが体内で不足するとどういう障害が起こるのでしょう?
 レシチンが不足するということは、いわば細胞が故障するわけですから、私達の体は体質悪化、疲れやすい、カゼをひきやすい、脳の疲労、頭痛、不眠、老化現象、冠状動脈疾病、動脈硬化、糖尿病、腸の異常、アレルギーの原因となる、悪玉コレステロールの沈着、など多くの病気の引き金になります。
 ですから、レシチンは常日頃から充分摂取して、健康な細胞を維持していかなければなりません。
 アメリカの多くの医師は、大豆からレシチンだけを抽出した顆粒状になった商品をスプーン1~2杯毎日摂るように勧めていますし、多くの家庭でもビタミンEとレシチンを併用して摂っている人が増加しているそうです。
 カート・ドンスバック医博は――
 「コレステロールはワックス性の物質で、レシチンは乳化剤としてコレステロールを無害な微分子状態にする助けをします。この働きをするのは、レシチン中のコリンです。化学者はコリンを生物学的洗剤と呼んでいる」と述べています。
 特にレシチンは、自然の食品の中に多く見かけられる物質です。ところが、現代の食品加工技術によってこれは破壊されているのです。今日のミルクは殺菌されていますが、この殺菌作用がレシチンを破壊しているのです。

●レシチンは、血中のコレステロールを取り除き、
 コレステロールの蓄積を細胞や動脈中で調整します。
 動脈硬化というのは、動脈や静脈中にコレステロールが平常以上に多く蓄積されることによって起こるものです。その結果、動脈の柔軟性に障害を及ぼし、動脈硬化と高血圧をひき起こすのです。
 レシチンは血中のコレステロールを取り除くといわれます。また、レシチンは試験管内での実験の結果、コレステロールを乳化してしまうことがわかったのです。
 このようなことから、レシチンはコレステロールの蓄積を細胞や動脈中で調整しているのではないかと考えられるのです。

レシチンには、沈着したコレステロールを 取り除く作用があります

●必要な栄養分を吸収し、
 不要な物質を排泄する出入口の門番の役目をするレシチン
 レシチンは、人体の重要な構成物質である一種のリン脂質(ホスファチド)であって、コリン、イノシトール、リノール酸などからできています。コリンはその欠乏によって起こる脂肪肝の発生を抑制し、かつ血清コレステロールを低下させます。またリノール酸はご存知のようにコレステロールの合成を阻害します。
 心臓をとり巻く冠状動脈の硬化が起こると、狭心症や心筋梗塞となります。
 レシチンは善玉の「αリポタンパク」を増やし動脈硬化の引き金となる悪玉の「βリポタンパク」を減らす働きをします。
 つまり、極めて総合的なコレステロールの調整作用があるものとしてすでに有名です。
 わが国の食生活が欧米型になり、循環器系の病気が益々増加して行きますが、その原因の一つであるコレステロールが問題になる時、レシチンは私達にとって非常に大切なものです。

コレステロールを治療した、 米国の医師の臨床例

 ロサンゼルスのレスター・M・モリソン医博(クレンショウ病院院長、サンタナ医師病院院長)は、レシチンは、体内から多量のコレステロールを体外に押し流すための協力な作用を行なうと述べています。著書に「低脂肪療法で長生きを」という本がありますが、この中で動脈硬化の管理と予防、並びに心臓や血管障害の治療のためにレシチンを推奨しています。
 このことは、モリソン医博が4人の男性と11人の女性で、年齢が38歳から80歳までの高い血中コレステロールを持った患者を研究した結果、証明したものです。

●大豆からとった顆粒のレシチンを1日合計36g摂り、
 コレステロール値が3ヶ月で正常にもどった。
 52歳になる1人の婦人は、天文学的ともいえるコレステロール数値1,012(普通180~250)を示しました。
モリソン博士は患者に低脂肪の食事を続けるよう指示し、そのうえ1日3回、大豆からとった顆粒のレシチンをテーブルスプーンで2杯とるように指示しました。
 つまり、レシチンの1日の摂取量は合計で36gです。
 以前から薬を飲んだり、低カロリー食をとっていたのにコレステロール値が1,012もあった婦人が、レシチンを食べ始めてから最初の月に322まで下がったのです。それから3ヶ月目には、なんと186まで下がるという驚異的なものでした。

 全体として15人中12人の患者が、3ヶ月の治療の結果、血中コレステロール減少平均156㎎、すなわち41%の低下という驚くべき反応を示したのです。
 この研究を始めた当初、普通のコレステロール水準だった狭心症の残徴候のあった2人の患者は、コレステロール値がさらに低下し、そのうえ狭心症の徴候も完全に消滅するという、二重の喜びを味わったのです。
 非常に印象的な臨床結果に、「患者たちは活力が増し、以前は疲れやすかったのにくらべて、疲れにくくなった。それに、とても幸せな気持ちで心が豊かになったという体験を、自発的に報告して来た」とモリソン医博は述べています。
 我が国では、東京都の横田良助医学博士がレシチンを非常によく研究され、「心臓を長持ちさせる本」という本を書いて居られますが、心臓等の循環器系統の疾患の予防や治療にはレシチンが大変効果があると推奨されています。特に独特の研究で、細胞や血液の中に於けるレシチンとコレステロールの比率が大切で、身体の若返りや老化、或いは長寿と細胞の活力といったことは、これに起因しているに違いないものと結論づけています。

 レシチンは、大豆や小魚、卵の黄味に多く含まれている生命の基礎物質で、人体に不可欠な要素。もし、このレシチンが体内で不足するとどういう障害が起こるでしょう?





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