カズジョイスのブログ 迷宮の彷徨

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日々楽しんでいる音楽まわりのことを徒然に書きます。レコード探しやら、CD、DVD、ギター、その他最近気になった本や作家、お気に入りのレストランも紹介することも。あるいは、僕の大好きな猫のことも。

ダブリンならぬ東京という迷宮の彷徨と探索の旅。


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今日は新宿へうちの奥さんと娘に付き合って行きました。買い物も別になかったので、なにげにディスク・ユニオンの新宿中古センターへ。見るともなく見ていて、思わずBobby Whitlockの1972年のアルバム、Bobby Whitlockを買ってしまいました。ボビー・ホイットロックはご存知、エリック・クラプトンのアルバム、レイラのレコーディングに際してのバンド、Derek & The Dominosのメンバーでキーボードの担当。まあ、一言でいえば、南部にインスパイアされたアメリカンロックですが、こうして改めて聴いてみると、デレク&ザ・ドミノスの音は彼に因るところが大きいことがわかります。


僕の買った盤は、ジャケットがかなり傷んでいて、ミントコンディションではないけど盤質はまずまず。それでも、焦げ茶色のアルバムジャケットはなかなか紙質も含めて良い感じです。この時代はレコードって、なかなか貴重なアートだったことが良くわかります。所有欲を高める工夫が、一種書物への愛情のように感じられた時代ですね。

最近ようやくツイッターをやりだしたのですが、最初はわけがわからず何をツイートして良いやら、散々妙なことや、しょうもないことをツイートしまくってしまいました。そうして、なんとなく音楽系のフォローをしていたら、たまたま評論家であり、音楽プロデューサーの高橋健太郎さんのツイッターに出会い、フォローしていたら、ある日、「ヤフオクにタジ・マハールのMusic Keeps Me Togetherが出ている」というツイートがありました。


最近、ヤフオクでほとんどレコード買っていなかったので、忘れていましたが、そうかと思って見てみると、1,000円と1,500円の2枚が出てました。タジ・マハールというこの人を喰った名前のアーティストは僕のお気に入りの一人でレコードはまだあまり持っていませんが、CDはそれなりに揃えています。結局、ヤフオクで1,000円のほうは時間を間違えて落札できず、1,500円のほうを何とか落札。今日レコードが無事届きました。


このMusic Keeps Me Togetherは、タジが1975年に出した、かなりカリブ音楽を意識した名盤です。この後1977年に、よく知られているMusic Fur Yaを出すわけですが、それに繋がる重要なアルバムです。さすがにこの頃のメンバーを僕は良く知りませんが、キーボードとアレンジを担当しているEarl Wire Lindoはジャマイカでは有名なミュージシャンです。


全体にゆるいのりで、カリブ海の音楽が様々に取り込まれ、ジャズっぽさもほどほどに実に良い感じで、タジの訥々としたヴォーカルとギター、バンジョーなどが聴けます。楽曲も、アール・リンドのレゲエ風の1曲目から、ジェシ・エド・デイヴィスとの共作Further On Down The Roadやチャック・ベリーのBrown-Eyed Handsome Manなどが違和感なく溶け込んでます。


最近はハワイに住んで活動しているようですが、ちょっとここのところ停滞気味のタジ・マハールですが、やはりこの頃ののりは最高。ゆったりとしたリズムに身を任せてみましょう。
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ブログ始めるにあたってとりあえずMIXIの「レココレ日記」の最新版から引用します。
アメリカのシンガーソングライターで、プロデューサーでもあるJoe Hneryの89年のアルバムMurder of Crowsのことを書きました。現在は廃盤ですので、中古でしか手に入りませんが、なかなか面白いアルバムです。興味のある方は聴いてみてください。なお、ヘンリー本人はこのアルバム全然気にいってないようです。



ジョー・ヘンリーに嵌って、いろいろ彼のプロデュース作も聴いたりしているものの、いかんせん比較的最近、Tiny Voices(2003)から聴きだした身なので、もともとはオルタナ・カントリーの歌手だったとか聞くと、そのあたりのアルバムも聴いてみたくなります。ところが、彼のアルバムは1996年のトランポリンくらいから以降は今でもカタログに載っているけど、それ以前のになると絶版状態です。

そうしたわけで、ついついアマゾンで古いアルバムを探してみると、まあ大体は手に入ります。しかし、一番古いTalk Of Heaven(1986)あたりは、7千円とかしていて、なかなか買う決心がつきません。もう少し最近のでも2,500円から3,000円とそれなりの値段で中古が出てますが悩ましい。清水の舞台から飛び降りるつもりで、1989年のMurder of Crowsを買いました。

これは結構驚きの1枚で、オルタナ・カントリーではなくサザン・ロックのアルバムでした。メンバーはプロデューサー兼ドラムスがアントン・フィア。ギターになんと、ミック・テイラー(もちろん元ストーンズ)、キーボードがチャック・リーベル(元オールマンズ、シーレベルなど)という布陣です。いきなり、かなりロックっぽく歌うジョー・ヘンリー。それにからむミック・テイラーのギターもブルージーかつ流麗なフレーズで、おお、これはまさにサザン・ロックではないですか。

ストリングス・アレンジにヴァン・ダイク・パークスとか後年の人脈も見られるものの、アルバム全体の印象はまったくのロック・アルバムです。マスタリングはボブ・ラドウィッグで、録音にはパワーステーションなども使っており、なかなか音に関しては抜け目ないですね、ヘンリーさん。

ヴォーカルが最近作よりも、溌剌としていて声も高いせいでかなり印象が違うのでしょうが、このような世界観から入って今に至ると思うとなかなか興味深いものがありますね。今のジョー・ヘンリーから考えると習作の感もありますが、これを昇華して、今の高みに至るということでしょうから、これはこれで良くできたサザンロックアルバムとして楽しめます。それにしても、ミック・テイラーのギター良いです。