〈夫婦危機一髪 その2からの続きです〉


ジョセフィーヌはトイレの床に転がっていた。



「何やってるんだよ!!」



抱えあげるアテクシ。



「飲みすぎたあ、気持ちわるううい。」



ったく、この子ったら。





「Tomy、さっきのキスよかったナリ」




は?




「キスなんかしてませんが。。」



「あれ、さっきTomyじゃなかったの?トイレに入る前ぶちゅーって。」





「ばかっ、俺じゃないっ。」



「ふに??」




その後ジョセフィーヌ酔い過ぎて人事不省。



JとHと一緒になって介抱した。



少し元気になったところで、Jの車の後部座席にジョセフィーヌを放り込んだ。



「ジョセフィーヌ、ノミスギネエ。」





「ぐおーーーーー、ごおーーーーーーーー」



車が発車したところで


ジョセフィーヌ爆睡。







やがてJの家に到着。



起きようとしないジョセフィーヌをJと一緒になって部屋まで抱え揚げた。



「ジャア、オヤスミナサイネ」





翌朝


「ふああああ。よく寝たナリ。


楽しかった?Tomy。」



「・・・・・・。」



アテクシ超不機嫌。



「え、何怒ってるの?なんだかわからないけど、気をとりなおすナリ。」







「……………。」





「相当怒ってるナリねえ…、お昼はおすすめの中華料理いくよ。おごっちゃうナリ。」





「……ホント?楽しみー!!」




「あ、機嫌なおったみたい♪」











夫婦の危機、一瞬にして消滅。






後に…



「あのさあ、昨晩、トイレで誰かにキスされたとかいってたけど」




「え??何も覚えていないよ。」





結局誰とキスしたかわからずじまい。


以後、ジョセフィーヌはアテクシの見ていないところで飲酒するのは禁止となった。