実は少し前から、ジョセフィーヌに悪い虫が付きかけている。



 半年ぐらい前にジョセフィーヌの医局に、とある看護士がやってきた。



「先生、ちょっとお話が」


「はあい」



 その日はジョセフィーヌが当直なのである。


 

 夜も遅い時間で、当然ジョセフィーヌしか医局にいないわけだ。



 「あのう、これ。」

 

 

 その看護士さんは、おずおずと箱を取り出した。




 その箱はな、なんとぉ!!!



<つづく>