<キャバクラレストラン  その1からの続きです>



こうして次のディープの会の場所は決定した。

しかし言いだしっぺのアテクシ、


「もしつまらない場所だったらどうしよう。」


と気になり始めた。



なにせ、A教授をはじめ、爆弾娘、女装マニア精神科医、ミュージシャン精神科医など層々たるメンツ。


ネタとしてつまらなければ


「Tomyって口だけでデキナイ奴。」


と言われるに決まっている。



そうだ!!下見に行こう!!



ピコーンとひらめいたアテクシは知り合いのビアンカップルとともにそのレストランに下見に行くことにした。







A店はランチで混みあっていた。



入り口に入るアテクシたち。



しかし、「いらっしゃいませ」もなければ誰も来ない。



よくみると、目の前にやる気のなさそうなボーイがぼーっとつったっている。



「あのー、すいません。」



大声で呼ぶとやっと気がついてやってきた。



「あ、案内します」



あたふたとアテクシたちを席に案内するボーイ。




そしてそそくさとボーイは立ち去った。




よくみると、案内された席には先客がいる。



つまり空いていない席に案内されたようだ。



「すいませーん、席空いていないんですけど」


さっきのボーイは少しやばそうだったのでてきぱきしたウェイトレスに声をかけた。



「あ、失礼いたしました。誠に申し訳ありません。」



やっと席についた。



しかし、このあと、これでもかこれでもかと悲劇が襲う。



注文聞きにこない。


同じもの頼んでるのに後からきた客に先に料理が出る。


料理をまちがえる。


お約束どおりまずい。



もーいいわと思って店を出ることに。



お会計のとき、やっぱり誰もレジに来ない。



呼ばなきゃいけないかな、とおもったそのとき、



最初のボーイがやってきた。



「お客様、お待たせしました。3人さまですか?喫煙席と禁煙席どちらになさいます?」



アテクシたちは今から帰るのよっ!!!




店から出るとビアンカップルは文句ブーブー。



しかし、アテクシは一人ほくそえんでいた。





よし、これならネタとして不服は無いわ。



<つづく>

















とりあえず最寄の支店であるA店にアテクシたちは向かった。