でてきた鍋はなかなかだった。


この店はお酒がうまいので



アテクシ上機嫌で酔っていた。



ジョセフィーヌともおされな会話を優雅に楽しみ、充分食事を満喫した。



そしてお勘定を頼んだ。


(そういえばクエ鍋いくらだったっけな。値段きいてないよな。メニューにもないし。)






「いつもありがとうございます。こちらとなっております。」




ふむふむ、女将にもらった紙を裏返してみると





\40050



チーーーーーーーーン。





や、やられたあああああ。






苦笑いをしながら、なんとか掻き集めて(ギリギリ足りた)、支払いをすませた。


女将と主人が車まで笑顔で見送り。


でも




二度とこない。



そういえば、食事中から

「幻の魚ですからね。」

「養殖ものじゃないんですよ。」

といろいろアピールしてたわね。



そういえば、アテクシが医者だとわかったあとは、

「今日は氷見の寒ブリが入ってますよ。」

「いいふぐが入ってますよ。」

「山陰もののずわいがにが入ってますよ。」

と値段の載っていないものをいろいろ勧めてきたわね。



そういえば、メニューに載っているものは安くてうまいのに、酒もうまいのに、週末の夜いってもガラガラだったわね。




あとでネットで調べたらほぼ同等の鍋用クエ、二人前で3000円ぐらいで通販してた。