ジョセフィーヌと、とあるレストランに行った。



 そこは最近無料情報誌で見つけたところで、隠れ家的な雰囲気、手ごろな値段、凝ったおいしい料理、フレンチにしては珍しいほどのボリューム(二人とも大食らい)で、気に入って何度も通っていた。




 

 ちょうど、無料雑誌にお得なディナーの割引クーポンがあったのでその日はそれを使おうと思っていた。



 

 いつもは予約なしでぶらりと立ち寄っていたのだが、最近込み合ってきたのでその日は予約をすることにした。







「すみません、いつも利用させていただいているTomyと申しますが、今日二人予約できますか?」




「あ、はい、いつもありがとうございます。ええ大丈夫ですよ。」




「できれば個室でお願いしたいのですが・・。」




「あ、少々お待ちくださいね。大丈夫です。Tomy様ご来店お待ち申し上げております。」



 

 いつもは混雑した大広間に通されていたのだが、個室がよさそうな雰囲気だったので一度使ってみたかったのだ。




しかし、電話を切ったあとでふと思い出した。






たしか店内のポスターに「個室は4名様以上でお願いします。」とあったよな・・。






あわてて電話をかけ直す。





「すいません、先ほど予約させていただいたTomyですけど、確か個室って4名様以上で、とありましたよね。大丈夫でしょうか?」




「はい、ちょっと確認してまいりますね、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ、お待たせしました。

予約大丈夫です。私○○が予約承りました。」




ほっ、何度か利用してるし、個室使えるみたいね。






そして、車に乗って、アテクシとジョセフィーヌはそのレストランに向かったのだった。




ところが、





<つづく>