殿、なりませぬ! | EDオヤジ、67才からのチャレンジ!

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敗走か? 迷走か? 暴走か? 何度目かの壁を破って突き進んだ先に見えたものは、これまで体験したことのない刺激的な世界だった。高齢者ドライバーへの反感が高まる中、それに逆走するエキサイティングなタクシードライブが始まった。

なりませぬ! 

なりませぬ!

社長殿、なりませぬ。

 

このアプリは鳴りませぬ!

 

 

昨年10月に導入された

JapanTaxiという

配車アプリは、

話になりませぬ!

 

後発のDiDiは

1日10回以上鳴っている。

 

しかも、DiDiはお客さまに一番近い

タクシーだけに鳴っている。

 

JapanTaxiは、

近くのタクシー10台くらいに

一斉に鳴る。

配車が決まるのは

早く押したタクシー1台だけだ。

 

指名で鳴っているDiDiと

早押しさせるために鳴っているJapanTaxiとは

質が違う。

 

しかも、JapanTaxiは、

1日に1〜2回しか鳴らない。

質、量ともに違う。

 

 

その謎が最近、解けた。

 

全国の876の事業者と提携、

タクシー台数は6万6千764台。

提携台数はダントツに国内トップだ。

しかし、1台あたりの配車回数は

1日0.2人。いわば5日に1人の割合で

お客さまが回ってくる勘定ある。

1人のお客に10台近く鳴るから、

1日、1回か2回、鳴る。

 

グループごとに分かれているので、

他のグループのことはわからない。

 

その中で了解数のランキングを競う。

了解数とは鳴ったときに

押したかどうかの数である。

配車数ではない。

 

中には押さない、

つまり了解しないドライバーもいるので、

了解率としてランキングに反映される。

グループ内でトップ10%の

ランキングにはいると、

翌月、2回の優先配車権が受け取れる。

優先配車権とは、5分以内の距離で、

しかも3,000円以上の

売上になるお客さまを

優先的に配車する権利のことである。

 

今年2月からスタートした制度だ。

 

私たちのグループは

大阪で3,500台ほどが競っている。

 

大阪市内の配車数データが、

日付ごと、主な地域ごと分けられ、

4月20日付けで、乗務員に配られた。

そのデータで、このカラクリがわかった。

 

3,500台に平均600台しか、

1日に配車されていない。

鳴ってもとれない、配車が1台もない

タクシーがグループに

2,900台もいる。

 

コロナ禍のいま、

休んでいるタクシーが多いので、

鳴る回数は以前より多くなっている。

配車アプリを利用するお客さまは

少なくなっても、

営業中の台数が激減しているからだ。

 

とはいえ、

こんなアプリに頼ってはなりませぬ。

 

社長殿、なりませぬ!

なりませぬ! なりませぬ!

話になりませぬ!

 

このアプリは鳴りませぬ!

 

 

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